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4話-4
ヤツの容姿は
異様なモノだった
だが、それ以前に
一太刀交えただけで
俺は二つの事に気付き
それが、気掛かりだった
まず、一つは
ヤツの容姿…
服装ではなく、体格
とても、小柄な…
成長期をまだ向かえていない中学生の様な感じだった
そんな、恐らく俺よりも若い…
そんなヤツが、今の様な芸当をした事自体異様だった
恐らく、そういう教育を叩きこまれたのではない…
自発的な異常者…或は殺人鬼
…俺の勘がそう伝えていた
そして、もう一つは…
今の攻撃は…確実に俺を狙っていた
俺のみを対象としていた
ならば、無差別殺人では無い…
なら、理由は…?
-ヒュッ-
『!!』
仮面の殺人鬼が距離を詰める
(どうやら、考えてる暇は無いらしい…!)
俺も距離を詰める……!
…フェイントを入れ
逆に距離を取った
「…!!」
『…こっちだ!』
(狙いが俺なら…ついてくるハズだ
こんなところで暴れる訳にはいかない…!!)
その場所には民間人が多数居た
多くは今の出来事に驚き、動きを止めていた
俺の判断は
自警団として、ある意味当然だった




