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3話-5
-自宅-
「あ、お帰り、兄ちゃん」
『ああ、ただいま』
「最近、帰んの遅いよ?」
『バイトやねんから
しゃーないやろ?』
「だから、大変やねんやったら
私もやるって言うてるやない」
『何言ってんねん
お前は俺と違って成績ええんやから
ちゃんと勉強せなあかん』
俺はアリスの頭に撫でる様に手を置いた
「む…兄ちゃんだって
ホントは頭ええやろ!
勉強せーへんだけで!」
『お前はするやないか
俺はしてへん
だから…』
「それは、屁理屈言うんです!」
『…屁理屈ねぇ…
でも…俺が勉強出来へんのは確かやろ?』
「だから、それは兄ちゃんがちゃんとやったら…」
-フラ……-
(…あ……れ……?)
「兄ちゃ……?」
俺はアリスにもたれ掛かっていた
『…あー…スマンスマン
ちょっと眠いみたいや』
「…ね、眠いみたいって」
俺はふらつく足取りで自分の部屋に行く
『それで、目眩がしただけ
…何、顔赤くなってんねん?』
「え……なななな、何でも無い!」
『…?
そうか?
…とりあえず…明日の当番はアリスやからよろしくな』
「…え?
うん……」
-バタンッ-
(…もう、そんな長くないって事か?)
第3話 自警団の過信




