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3話-2
-アルセ視点-
俺はドックに戻ると時間を確認した
ギリギリだったが、何とか間に合ったようだ
「アルセさん、お帰りなさい
さっそく始めましょう」
『…了解です』
俺に声をかけてきた彼女…
リン=イッキーは俺と同じ
『ALICE』の適合者だ
…自警団で未成年なのは俺くらいで
新米である彼女も二十歳…
だが、俺のほうが先輩だと言う理由で彼女は俺に敬語を使う事が多い
今日も『ALICE』のシステムと
俺達、適合者のデータ収集の為に
俺達はアリセウスに乗る
まぁ、今日はシミュレーションなので特に危険な事は無い
俺達はアリセウスに乗り込んで
指示を待った
-「アルセ、リン
準備は完了した
シミュレーション、初めてくれ」-
『了解』
そういうとアリセウスのモニターに市街地の風景と仮想敵である一般的な汎用型PSがデータとして現れた
『…市街地…コロニー内って設定か…』
「宇宙と勝手が違う…って事ですね」
『…まぁな、まぁ…市街地戦なんてシミュレーションの中だけで充分だ
…始めてくれ』
「はい
まずはシステム『ALICE』をカットした状態でデータをとります」
『わかった』
仮想敵が動き出す
シミュレーションが始まった




