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ALICE  作者: 結城コウ
13/98

2話-5

俺とシアンは話している内に打ち解けていた


シアンは歳の割りには落ち着いた口調だったが


中身は年相応の少女だ


気がつくとシアンは笑っていた


『ここかい?』


「えっと…多分、そうです」


『多分…ねぇ…』


シアンは初めてこの場所に訪ねる風だった


どうすればいいのかわからない俺とシアンが立ち尽くしていると


その家に向かって見知った顔が歩いてきた


ル:「あれ…?

アルセ君と……シアン?!」


シ:「あ!お兄ちゃん!」


ア:『うん?

なんだ、シアンちゃんのお兄さんてルイの事だったのか?』


ル:「え?

ああ…うん

ところでアルセ君その恰好…」


ア:『うん?

………気にしないでくれ

後、出来れば

学校でも言わないで欲しい』


ル:「…そう…わかった」



真面目なルイの事だ

きっと、話さないはずだ


ル:「…と、それより、シアン

どうして、ここに…母さんは?」


シ:「これ…」



シアンはルイに手紙を渡した


そんなモノは

何でもメールで済ませる時代に紙の手紙とは珍しいものだと思った


ルイは手紙を黙読すると一瞬、目を見開いて


わかったと言って頷いた

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