~第五話~「神岡家と真実」
湊人「えーと、逢明、さん?どうしてここに?」
逢明「それはおいといて、あなた、ここにいるってことはあの力を継承したってことよね?」
湊人「はい。」
逢明「それで、あなたが何代目継承者か聞いた?」
湊人「聞いてません。」
逢明「嘘でしょ!」
湊人「本当です。」
逢明「名前は?」
湊人「僕の?」
逢明「うん。」
湊人「湊人です。」
逢明「湊人くん、その継承した力の名前は?」
湊人「えーと、正義ですよね?」
逢明「は?なにそれ?」
湊人「?」
逢明「私の教えた名前と違う!」
湊人「?」
逢明「もかしたら隠してきただけかな?」
湊人「もしかしてあなた、」
逢明「遅い!気づくのが!!」
湊人「おお。」
逢明「私はあなたが継承してる力の初代よ!」
湊人「あなたが初代!?」
逢明「そう。あと、あなたは、11代目の継承者、神岡家の血を引く者のみが継承できる力があなたの持っている力なの。」
湊人「じゃあ、あの誤物は?」
逢明「あれは、もう一つのゾンビの力、進み方を間違えた、この力と同じ物、私はそれを見つけた時は驚いた。昔、同じ力を持った人と出会った。名前は、
悪崎 元実
しかも小さい頃から出会っていた幼なじみだったの。けど、彼女はその力を好んでいなかった、彼女は学校で『使えない力』といじめられ私の前にも顔を出さなくなった。それから、ゾンビが世界中に現れ私がそれを止めた。その時、ゾンビに命令して動かしていたのが彼女だった。それ以来、私は元実を止めてもらうために、この力を継承していった。まだ、力が継承されているってことはまだゾンビがこの世界にいるってことでしょ?」
湊人「はい。というか?あなた死んでる?」
逢明「ええ。そうよ。当たり前でしょ。」
湊人「そうですか。」
湊人「そういえば、僕を助けてくれたあの人は?」
逢明「あの人?ああ、あれはあなたの父さんだよ。」
湊人「父さん?!」
逢明「10代目継承者、あなたの一つ前よ。」
湊人「いつも会えてないから。」
逢明「小さい頃はよく遊んでいたわ。けど、この力を継承してから、あなたたちを守るために戦っていて今は色々な世界の人たちを守ってる。もうそろそろそれも、あなたの仕事になるけどね。奇跡的な出会いだったな。」
湊人「そうだったんだ。」
逢明「そして、この力の本当の名前を教えるわ。」
湊人「はい。」
逢明「今度こそ、このまま伝えていってね。」
湊人「わかりました。」
逢明「この力を持つ神岡家はいつどんな時でも世界の平和ために戦った。その力の名前は
『物語の英雄』」
湊人「物語の英雄?」
逢明「そうよ。これが、この力の本当の名前。」
湊人「僕はこれから、世界の平和のために戦い続けなきゃいけないんですか?」
逢明「そう。湊人くん、こらから世界の平和のために戦い続けるのよ!」
湊人「はい。わかりました!」