~第二話~「この世界の正義のヒーロー」
湊人「僕にできるでしょうか?」
???「たぶん大丈夫だ。」
湊人「・・・。ところであなたの名前は?」
???「すっかり忘れていた。俺の名前は、」
裕「裕だ。君の名前は?」
湊人「僕は・・・湊人です。」
裕「わかった。湊人君、継承の仕方はさっき言った通り血液を渡すんだが、」
湊人「血液・・・。」
裕は手のひらを近くに落ちていたガラスの破片で少し切る。
裕「手を器の形にしてくれ。」
湊人「はい。」
その手に血液を流した。
裕「それを飲んでくれ。」
湊人「はい・・。」
ゴク、すべて飲んだ。
湊人「これで使えるようになったんですかね?」
裕「ああ。力を入れて、頭の中で考えるんだ。」
湊人{いくぞ!変身!}
ブシュッ、
体はゾンビになり、右手には巨大な爪、腕も大きい。顔は半分ゾンビのような形、歯はライオンのように鋭くなり、右手からはバチバチと音が鳴っている。
裕「この形、このゾンビの姿。」
シュー、
湊人「どうしたんですか?」
裕「これは伝説の正義の・・・。」
ドカーン!
湊人と裕「!!」
車が飛んで来た。
裕「まじかよ、またあいつだ!」
湊人「あれはなんですか?」
裕「あいつは、誤物」
湊人「誤物?それがあいつの名前?」
裕「ああ。そうだ!お前、あいつを倒してくれ。」
湊人「はい!わかりました!!この力であいつを倒します!」