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ハルジオンを想う(詩)

作者: かげる








白い背の高い花


一目惚れだった


春には道端に咲いて


いつだったか


あのきみを探している


口にしても届かない


あのきみが好きだ


他のハルジオンではなくて


あのきみが好きだ


ありきたりな言葉が風音に消える


心の通わない虚しさが心地よくて


何度だかきみを想う





空白すら返ってこないことが正しくて


それだけを指標にして生きていたのに


いらないみたいで情けなくなって


この気持ちすらウソみたいで


愛していればそれで充分だって


真実の言葉を探していた


きみが枯れて無くなって


あの美しくも凛々しい形が


いらないくらいに想ったこと


その白い花に名前は必要ない


雑草だってどれも同じなんだ


きみ以外はどれも


















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― 新着の感想 ―
[良い点] 一輪のハルジオンへの思いが上手く言葉に表されていると思いました。 改行の間隔もこの詩の雰囲気によく合っていると思いました。 [一言] これからも応援しています。
2019/08/22 17:16 退会済み
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