ハルジオンを想う(詩)
白い背の高い花
一目惚れだった
春には道端に咲いて
いつだったか
あのきみを探している
口にしても届かない
あのきみが好きだ
他のハルジオンではなくて
あのきみが好きだ
ありきたりな言葉が風音に消える
心の通わない虚しさが心地よくて
何度だかきみを想う
空白すら返ってこないことが正しくて
それだけを指標にして生きていたのに
いらないみたいで情けなくなって
この気持ちすらウソみたいで
愛していればそれで充分だって
真実の言葉を探していた
きみが枯れて無くなって
あの美しくも凛々しい形が
いらないくらいに想ったこと
その白い花に名前は必要ない
雑草だってどれも同じなんだ
きみ以外はどれも