裁判
彼の居場所がわかった。
それを警察に伝えるのが怖く少し放置していた。
今日は勇気を出して伝えに行く。
課長、ちょっと前の話だが、彼のことを警察に話す?
うーん。私は少し暇だし伝えたいがちょっと怖くて、そうそう上手くいかないだよ。
早めに言った方が良いのではないでしょうか?
それもそうだけど、これを受けて反論にならないかな。
心配になりながら、課長は答える。
よし、今日は暇だし、警察に行ってくるは。
そうして近くの警察署まで行きました。
入り口までやってきた。
ここまで来たからには、行くしかない。
そう思い受付まで行った。
警察が話す。
どうされましたか。
あの、その、、、(どうしよう、緊張して来た。)
この人。彼の写真を警察に見せた。
この人が、その、、、
この人がどうされましたか?
優しい声で対応された。
あの、み、みみみ見つけたんだ。
見つけたの?どこで?
このゲームです。
ゲーム?それはどう言うことですか?
実は、このゲームは異世界に行けるゲームでして、彼はこの世界の中にいると思う。
このゲームに彼がいるの?本当?
いや、あくまでも思うだけで、確実とは言えないんだ。
これが、あっと言うまに警察全体に広がり、世界までも広がった。
すべてのテレビに速報が表示された。
「ニュース速報。1年間喪失していた彼が発見!
「ハンティングマン」と言うゲームの中にいるとの証言。」
これにみんなが取り付き、SNSなどで賛成派と反対派に分かれるようになった。
そして、みるみる炎上し、「ハンティングマン」について裁判を起こした。
賛成派の意見:異世界に行けるなんて素晴らしいゲームではないか。二度と帰れないのは辛いが、好きなゲームの世界なんて夢の世界のようだよ。
だから、このゲームは残した方がいい。
反対派の意見:異世界に行って帰って来れないからこんな大ごとになって、1年間も彼を探し続けた。
もし、わたし達が急にいなくなったら家族は心配するでしょう。
だからこのゲームはすぐに消した方がいい。
この意見がちょうど半分ぐらいに分かれていました。
裁判も難航し、すぐには決められなかった。
更に、そのゲームに彼がいるのを証明しないと起訴できないそうで、この話は炎上のまま終わった。




