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爆縮と体温の機知(2)

バランスシート

照らされていた

道の上に落ちいていた

得体の知れない黒い者は

ひたすらに暴れた後

爆散して飛び散った

細切れになった塊は

人の頭に寄生する

あれを悪だと呼べなかった

あれを持って人だと呼べた

だから

それで良かった

本当に

それで良かった


混沌を抽出して

正義だと言っても

本質は何者でも無い

厳罰を課して

悪だと言っても

本質は何者でも無い


倫理、道徳、奇々怪界

喋り倒して意味を探し

こうあるべきだ

そうあるべきだ

言った頃には

無数に転がる

疑問、難問、平行線

怒りを飲み込むから

落とせる場所を

忘れ物に必要なのは

取りに行く行動だけだ


今が良くないと言う今に

存在する物は

全て良くないということか

今の定義は

人それぞれ

だったら全部

突き返したって良いよな

要らない、要らない

古い物を大切にできない人が

作り上げた新しいを

欲しいという人に

信用する価値が無いからだ


ひたすらに

忘れて行くのなら

常に今ある物が

本質的な形になる

コアを壊せば

全て壊れるけれど

そのコアを失くしたから

あるのは暴走だけで

先を見れば

永遠の混沌を

ポケットに入れて

歩くだけになる

不遇と呼ぶには

生優しくて

地獄と呼ぶには

不確かで

続きがあると言えてしまう


太陽を欲しがりながら

地面を掘るみたいに

何処か

狂って行くのだろう

悲観的であることも

進化なのかもしれない

そうなるように

考えるのだから

楽観的であるよりも

先に居るのかもしれない

だが

それすらも先がある

悲観的を通り抜けた

楽観的な物を持った時に

混沌の煙は消える

悲観的な感情を

踏み締められたら

一周回った人間になれたら

作るだけの価値は

そこにしかないのかもしれない




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