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運を転じて、生きます。  作者: ハルカ カズラ
3/5

連打は必要だったの? Lv-97

分かる人は分かると思います…



 俺は目を覚ますと、突然とあるゲームの召喚獣になっていた。要するに、プレーヤーが操作してひたすら長い長いCGを見せて敵に攻撃するアレのことだ。

 運を使い果たすにはもってこいだと思って、俺は見えない誰かに願った。その答えが、操作される召喚獣だ。何年も昔…このゲームはもの凄く売れたし、もの凄くコントローラーのボタンを連打させた。まさに俺は、この時の時代に転生していた。そして…また後悔をしている最中だ。前回、ひたすら武器屋の主人として同じセリフを繰り返していたのに幸運は上がらなかった。今回も似たようなケースだ。だから後悔した。


「ゴゴゴゴゴ…バッシャアアアアアアン……」


何度も何度も俺は、雑魚な敵に向かって滝の様な水を流しまくっている。ひっとぽいんとが30かそこらな奴になぜ俺は何度も呼び出されて水を浴びせているのだろうか…楽しいのか? 俺には苦痛だぞ。


俺自身の強さはあまり変わらない。こればかりは操作するプレーヤーの徹夜次第だろう。あぁ、早くやめてくれ。ディスクがそろそろ空回りしそうだぞ? 本体も熱いぞ? さぁ、早く俺を連打地獄から解放してくれ……


 これを当時作ったくりえーたーに敬意と敵意をあげたい。そして願わくば俺の幸運をあげてくれ…



 やっと解放された…時間にして23時間。おいおい、俺ってば人気者じゃないか? 他にもいたよな?

 なのにどれだけ水が好きなんですか? さぁ、幸運は上がったか?

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