アリスゲぃム〜4〜
「ひゃぁぁぁ〜 !誰ですかぁ !?」
「んー……ラプンツェルかな……」
「ラプンツェル?チシャ?食べ物?」
病院に居たはずなんだけどな……ついに死んだのかな?
それだったらせめてお父さんとお母さんにお礼と謝罪をしたかったな……
「ふふふ。違うよ。そろそろ魔女が来るね……君はあって行きますか?」
「可愛い坊や髪を降ろしておくれ」
「あら……またアリス?あの人はいったい何を考えてるのか……」
「あの人ですか?それは誰でしょう。」
「名乗って無いです……」
紫色の美人と青緑色の美少年がなるぶと絵になりますね。
恋愛小説の挿絵みたいです!
「あぁ……彼は魔女だよ。」
「よろしくね。貴女はアリスであってる?」
「はい!櫻坂愛莉珠今年で15になります!」
今年で15か……まぁ15まで生きれたら十分だってお医者様も言っていたからある意味此処で死んで良かったのかも。
美少年の髪を伝って塔から降りたのは初めてです。
凄い髪が綺麗でした!
どんなお手入れをしているのか知りたいです!
「アリス……街まで行くの?」
「はい!とりあえずこの世界から出れない事は理解したので折角頑丈な体を手に入れたのでお仕事してみたいです!」
街まで来ました。中世ヨーロッパ風です。
「君が新しいアリスですか?何かお困りでしょうか?」
「はい!櫻坂愛莉珠です!お仕事を探してました!」
「なら、僕の所で働けばいいよ。衣食住は保証するよ……僕はシンデレラよろしくね。」
衣食住は保証されてて仕事ができる!?
最高ですね!
神様この世界に入れてくれて有難うございます!
「宜しくお願いします!」
「ふーん……アリスかぁ。シンデレラも面白いものを手に入れたね。」
「えぇ〜可愛い仔だね!アリスって皆可愛いの?」
「たまに塔の上のラプンツェルの所に前代のアリスがお茶に言ってるのを見ますけどそれなりに美人ですよ」
「アリスって名前の人他にも居るんですか?」
それなら会いたいな!
だってこんな幸せな世界に入れてもらった人どうしだもん!
それに、日本にいた人だと思うから……日本についてお話できるかも。
「居るには居るけど……
最初のアリスは塔の上。2番目のアリスは地下で囚われ。3番目のアリスは優雅にお茶会。」
「へぇ〜一見すると3番目のアリスが幸せかも〜」
「そんな事をなぜ一兄さんが知ってるのか知りたいよ……」
「3番目のアリスは何処に住んでるんですか!?会いに行きたいです!」
優雅にお茶会……いろんな人がキャッキャウフフするんですよね!?
「何故だろうね(笑)それなりに博識なんだよ。」
「そう言う文献があったんだよ〜2番目のアリスは凄い悲惨だよ〜皆の慰み者だもん。」
「ちょうど……お爺様の代ですね……あの人は何をやってるんですか……」
アリスに選ばれなかった人達は普通に世界が用意した人と添い遂げそれなりに幸せになるそうですよ(笑)
シンデレラ等の人達は代々受け継がれる地位出そうです。
「そして、僕等はシンデレラをいじめるお姉様達(笑)」
「いじめる気は無いけどね〜お爺様見たいになられると迷惑だもん〜」
「いじめって水かけたり本を破ったりするやつですか?」
「アリス……耳が腐るから彼等の話は無視です。」
シンデレラがお部屋に案内してくれました。
凄い大きな部屋でびっくりです。
そして、水色の可愛らしい襟付きワンピースと純白のエプロンドレス。頭には大きな白いリボン。どことなく不思議の国のアリスを彷彿とさせるお洋服をくれました。
あっ……夢を壊すようで悪いですけど不思議の国のアリスの著者ルイス・キャロル氏はロリk……(自主規制
げふんげふん少女愛者だそうですよ?
「アリス……今日も可愛いね……」
「有難うございます一兄様!」
「アリス〜お菓子を貰ったんだ〜いっしょに食べよう〜」
「二兄様……今は、お仕事中です!後で貰いに行きますね!」
「アリス……たまには休まないと……体を壊しますよ?」
「シンデレラ……暫くしたらお休みします。あっ!二兄様がお菓子をくれると仰ってたので一緒に行きましょう!」
それなりにバタバタと忙しくは有りますが……それなりに幸せです。