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test版 part1

「ピコ、ピコピコ」

「ピコピコ、ピチューン」

「ばぁぁん!」

彼女は机を強くたたき、叫ぶ

「あ“あ“あ“あ“!もう!あと少しだったのにぃ」

「ごめん、ごめんってば、謝るからそのポカポカ殴るのやめて」

薄暗い部屋の中で2人。誰も持ってないような古いゲームでクロスプレイ

「西山がちゃんとカバーしないから!!」

彼女は声を張り上げて言った

「でも藤原だって──」

「もー!もう一回やるよ」

言いかけたが、藤原に遮られた。

藤原美優。俺と同じくオタクで、クラスの端っこにいる陰キャだ。気が強くて口調も荒いけど、顔立ちは整っている、もう少し丸い性格なら少しモテたんじゃなかろうかと、勝手に思っている。藤原とはゲームを毎日のようにしている、がそれ以外はしたことがない。しようとも思っていないそれはあっちも同じだろう

「よしつぎは…」

なんて言って次のゲームを始めようとしている藤原を横目に俺は気になったことを口にしてみた。

「俺たちって何なんだ」

一瞬の沈黙の後に彼女はマジなトーンで返す

「は?」

「いや、俺らって友達なのかな?」

すかさずこちらも返す

彼女は少しこちらを睨み

「ちょうどいいところにお前がいたから、ただゲームのパーティーを組むためにやってるだけ、勘違いしてんなよ」

きつい言葉だけど、予想どおりの返答に、なぜか少し安心した。

「あぁもうこんな時間か、俺、もうそろ帰るわ」

と変な空気になってしまった部屋にいたくなかったので早めに切り出した

帰り道、おれの頭の中で藤原の返答がリピートしつづけていた、

「予想どおりの返答だったのになんか胸の奥がざわつく」

そう口の中でつぶやきながらほのかに明るい道を後にした。

 高校に来ても、友達なんてできなかった。 話す相手もいない。授業はただ流れていくだけ。昼になったら藤原と人目のつかない階段の裏で昼飯を食べながらゲームする。毎日代わり映えのない学校生活ではあったが悪いものではなかった。

ホームルームを終え藤原と二人で下校する、これもいつもと同じだ

藤原は前を向いたまま、小さな声で言った。

「今日もウチでやるでしょ」

「あ、うん」

目を合わせない藤原の目線の先を追いかけながら少し弱い声で返した

「少しは遠慮しろよ」

ようやく彼女は目を合わせハハハッと笑って見せた、

「アッハイ、スミマセン」

藤原が笑っているとこっちまでつられて少し頬が緩んだ

藤原の両親は共働きで、夜遅くまで帰ってこない。 最近は慣れたけど、付き合ってもいない女子の家に上がるのは、やっぱり少し緊張する。

「おじゃましまーす」

呟くように言った

ほらやるよと言わんばかりの態度でコントローラーを渡してくる

俺は察したように口を開く

「Kae-Zukaやるのね」

藤原は変わらぬ態度で

「FPSあきちゃった」

なんていってゲームを起動する

人生で誰かとゲームしたことなんてなかったから、藤原と遊ぶのは本当に楽しい。

でも──────

藤原に友達ができたら、俺とゲームすることもなくなるだろう。

そんなこと、最初から分かっている。

そう思いながら、今日も藤原の部屋で時間が過ぎていった。

「んじゃ、そろそろかえるわ」

藤原の家を後にした帰り道、やっぱり道はほのかに明るかった。


最後まで目を通していただきありがとうございます。

ホントはファンタジー小説とか書きたかったんですがなんだかんだで恋愛ものになってしまいました。結構上手く書けてる思ってるんだけど、中学なもんでまだまだ荒いのは大目に見てください。

ホントは1話で終わりにしようと思ってたんですが書いてるうちに楽しくなっちゃいましたね、そこまで長くするつもりはないですけど個人的に好きなストーリーなんでどうなるかわかんないっすね。

まあすぐに2話出すんで楽しみにしてくれると嬉しいっす。

ではまた。


スペシャルサンクス

☆著者

はらぺこくん


☆staff

シャルンホルスト


☆外野

キチガイ図鑑


And you


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