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平凡な守り神  作者: yuki
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カインと私2

あの後、王さま(ググロさん)・王妃セシアさん・王太子(スタル君)と挨拶をした。カインに対しても思ったけど美形率高くね?、異世界の王道だね☆

後の神官さんたちは・・・うん。普通だね。仲間がいたよ、ソナウイ。



とりあえず私はカインに連れられて王宮に移動した。挨拶の後はまず神官長のカインの説明を聞いていた。半分以上は脳で感知されることなく反対の耳から出て行ったけど。



王宮での私の扱いは最上級の賓客だそうだ(神殿では主)。神の使いという事で王と同席を許される。ちなみにカインは神官長という事で王太子レベルの地位。神官スゲー。


「ようこそおいでなされた、守り神よ。末長くこの国を愛し、お守り下さい。わららシュヴァの民は歓迎いたします。」


「ありがとう。人の王。我は創造主ソナウイの声を民に伝え、民の声をソナウイに伝えよう。我が生きる限りこの国を愛し守ろう」


舌を噛みそうになりながら言った。カインが教えてくれた文章はあと2,3文あったけど放棄しました。噛んで恥かくより、コンパクトにしたほうが格好がつく。ええ格好しいは嫌いよ。


とりあえず公式の場でのあいさつは終わりらしい。夕食の前に王族やら貴族やらを紹介されるそうだ(ちなみに今はお昼くらい。お腹すいた・・・)

王宮を出るときに嫌な視線を感じた。何だろう、すごく粘っこい視線。視線の先を向く前にカインが間に入った。神官すげー(本日2回目)

ちなみにこのカイン、最年少神官長でエリート街道まっしぐららしい。今は私のお世話係をしてくれています。表情はあんまり変化しないけどなんだかソナウイみたいで安心する。


「ねぇカイン、ちょっとお腹すいたんだけどなんかつまめるものってある?」


カインに聞いてみた。カインは、はっとすると小声で呪文?を言った。

「申し訳ございません。すぐに用意させております。もうそんな時間なのですね」


カインは苦笑して私に謝った。う~ん、明らかに年上の人に敬語を使われるのはなんだかむずむずする。しかも私がため口・・・(初めに敬語を使ったら拒否された)。

「カインに命令します。ちなみに撤回は出来ません。敬語は公式な場以外では禁止します。なぜなら私が嫌だから!文句ある?」


カインは空色の瞳をこれでもかという位開き、高速で首を振った。

「アオイ様は神でございます。私は一神官。そんな失礼な事は出来ません」


「私の耳、今日はお休みなの。しかもさっき言ったよね、撤回はできないって。あきらめて~。もしあきらめきらないなら・・・カイン様とお呼びしても「分かった・・・。敬語はやめよう」ありがとう」

WIN:アオイ・イナバ   イェーイ☆


こんな話をしていたら神殿についた。私の部屋?はなんと離れ(守り館というらしい)がひとつ。すごい扱い!カインは昼食の用意はしてあるといった。

食堂に入るとすごい量の食事が容易してあった。ざっと見ると5,6人前。ギャル○根じゃないんだから。

料理はヨーロッパ風の日本料理。よかった・・・ゲテモノ系はお酒なしでは無理でした。


「アオイ様、どうぞお座りください。」

「あれ?カインは食べないの?こんなに1人では食べれません。あと敬語ヤメロ」


1人のご飯は案外さみしい。しかも知らないところで。たぶん周りにいるお姉さんやらお兄さんたちがウエイターよろしくお世話してくれるのだろうけど。


「私ごときが一緒にお食事できま「・・・カインさ「一緒に食べようか、アオイ」」

「初めからそう言えばいいの。あと私、食事のお世話とかいらないから下がっていていいよ。食べ終わったら呼ぶから」

「アオイ、何を言いだすんだ!神が働くなんて・・・(絶句)」

「そんな世界が滅びるみたいな顔すんな。働くっていったって、スープを入れるとかだし。大げさな・・・将来禿げるぞ☆」

「ハゲ・・・!!お前たち、守り神の仰る通りに。」


「・・・畏まりました。失礼いたします。」

周りの人たちはびっくりした顔で私たちを見ていた。後から聞いた話ではカインがここまで感情を出しているのに驚いたらしい。守り神は結構自由らしくて、私ほどではないがくだけた人が多いため私自身については驚かなかったらしい。



アオイさん結構強引です。

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