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平凡な守り神  作者: yuki
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平凡な私

初小説です。お見苦しいものも多々ありますがよろしくおねがいします。

私は、自他共にみとめる平凡な大学生、稲葉碧いなばあおい。特別勉強やスポーツができるわけでもなく、反対に全くできないという訳でもない。唯一の自慢はすごく寝起きが悪いこと。自慢ではないっと友達からは言われているけど、大事な試験とか試合の前には羨ましがられるので自慢にしてます。

家族構成は会社員の父、パートの母、OLの姉に高校生の弟。ついでにペットの柴犬ジン。もちろん親戚や近所にオリンピック選手や大企業の重役さんもいない。芸能人なんて会った事もない。

スポーツも水泳やバレーしてたけどせいぜい県大会出場(1回戦敗退)が関の山。


うん。やっぱり平凡だよ、私。HE・I・BO・N=稲葉碧って方程式もできるくらいにね。なのに今の状況なに?まわりは真っ暗、おまけに手を伸ばすと何か固いものに当たります。おいおい神様、私が閉所恐怖症だったり暗闇恐怖症だったらどうするのよ。幸い私は大丈夫だけどさー(快適睡眠空間は押入れだと思うの)。


ちょっと現実逃避しているのはさっきから聞こえてくる音。何かをつつく音のような気がする・・・。例えるなら卵をつつく音というか・・・。あれ~、なんかやな予感がするゾ☆もしかして巨大な卵の中いるのかな~。まさかね、そんなドッキリをするほどうちの家族に余裕はないはず、TV局の協力がなければ無理なレベルだし、全国の視聴者に私の驚く姿を放送しても視聴率は壊滅的だろうし採算があわない。


関係ないけど人類の中で卵モドキの中に入ったのは私が初めて?全く嬉しくないけど・・・


そうこうしている間に、音が大きくなってキテマス。う~ん、もし家族が笑っていたら無言で殴ろう。カメラが見えたら何かしらのリアクションをとろう。それ以外はあきらめよう。どこかのメタボなおじ様が“あきらめたらそこで試合終了だよ”って言ってたけどアレは今回ばかりは通用しない。



頭上のからだんだんと光が入ってきた。う~ん、まぶしい。そして時々視界に入るのって巨大なくちばしですか?神様、齢20の私に人生あきらめよと・・・。こんな事なら思いっきりケーキとかチョコ食べるんだった!あと明日提出のレポートしなきゃよかった。



「人生あきらめてる割には余裕があるの~」

頭上からまさかの人語。巨大なくちばしさんは、大型トラック級の鳥(話せる)でした。

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