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宝玉の吸血鬼。~人間を辞めきれない大罪人~  作者: ホタル。
終章 終わり編
155/155

No.154 始まりのセカイ

本日3話目にして最後です。本当に最後です。



 2038年8月。

 

 その日、世界は大きく動いた。


 人神(じんしん)と名乗る神が他の別れた世界を繋げた。



 その世界は全部で……


 1つ、よくお伽噺(とぎばなし)やゲームなどで出てくるエルフの世界。


 2つ、これもよくお伽噺やゲームなどで出てくるドワーフの世界。


 3つ、獣の耳や尻尾のついてる獣人や、龍人など特別な者の、獣族の世界。


 以上の3つが、この地球と繋がった世界だ。


 気になる人もいるだろう。

 それじゃあ、言語はどうなのかって?

 それも大丈夫。

 人神の力なのか、はたまた未知ナル力なのかの影響で、統一(されているよう)に見えている。

 だから問題はないのだ。




 そして今、2538年8月。


 それまでずっと平和で平和で平和で陰法なんて使う機会がなかった。


 その日、僕はちょっとした用事に家を出ていたんだ。

 で、たまたま行った駅にはホームドアが無く、急いでいた事もあり1人の女の子に当たってしまった。

 もちろん、悪気なんて少しも無く、顔は「ヤバイ」って感じだろう。


「「あっ」」


 女の子の声と僕の声とが重なる。

 そして、お互いに手を伸ばすがあと少しが届かずに、電車はすぐそこまで迫っていた。


「止まれ」


 僕が強く願った事もあり、宝玉が反応してくれたみたいだ。

 でもどうしよう。

 このままだと女の子は電車に轢かれてしまう。

 いや、


「吸血鬼にすればいいんじゃね?」


 そうだよ。

 なんで思い付かなかったんだろう。

 よし、そうと決まれば、


「汝に我、第二始祖にして、宝玉の吸血鬼(・・・・・・)、鬼灯葛の名において……めんどくさいから省略して、眷属陰法 血統(けっとう)血鬼(けっき)


 女の子の中に僕の血がほんの1滴入り込む。

 その血は女の子の血を喰らって喰らって何かを変化させていく。 



 これは、ひょんな切っ掛けで“吸血鬼”になり、理不尽な者たちと一悶着ある。

 そんなお話だ。



ここまで読んでくれた方々、本当にありがとなのです!

最後に、感想とかブクマとかptとか残していってください。

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