“フェイク”
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ザグレフに頭部を砕かれたアーケオスは、ゆっくりと高台の上から崩れ落ちる。
「アーケオスッッ!!」
アバゴーラは絶叫してその死体に近付こうと駆け出す。
しかしその時、ザグレフのロッドが光りを放ち、アバゴーラに向かって光弾が放たれた。
チッ!
私は即座に拘束具を全て破壊し、アバゴーラに飛び付いてそれを躱した。
「何をしているッッ!!死にたいのかッッ!?」
「アーケオスッッ!!あ、あぁぁぁッッ!!」
「……ッ!」
アバゴーラは私の言葉が耳に入らず、アーケオスの方を見て喚き続ける。
私は強引にアバゴーラをレナの方に投げ飛ばし、ザグレフに向き直った。
「ゴホッ!!……おや、拘束具が取れた様ですね?アバゴーラ様と取り引きでもされていたのですか?」
「そんな所だ。まあこんな状況じゃあそれも考え直さなければならないがな」
「フフフ。でしょうねぇ……?」
ザグレフは楽しそうに笑う。
無論、私の発言は嘘だ。
私の拘束具が取れたのは、私が昨日の内に“鋼龍の因子”の金属干渉で拘束具に細工していた為だ。
アーケオスが言っていた“神鉄”の針自体に細工は出来なかったが、それを撃ち出すバネは容易く干渉出来た。
私はバネを溶着させ、射出構造を無力化。後は軽く力を入れるだけで外れるくらいまで拘束具の留め具を削りこうして抜け出したと言う訳だ。
……グリフォンでの経験が活きた。
尻尾切りと同じく奴等を油断させる為に仕込んでいた手だが、出し惜しみする余裕は無かった。
レナも私の様子を見て拘束具を解き、アバゴーラを庇う様に立つ。
命令はしていないが、流石に空気は読んでくれた様だ。
「……一応聞いておこうか。何故こんな真似を?」
「フフフ。ゴホッ!……分かってて聞いているのでしょう?“口封じ”ですよ。アーケオス様も仰られた通り、私の雇い主はエルディール様です。ですが、この騒乱自体はアーケオス様の手引きによって引き起こされました。それを立証し、責任が取れるのもまたアーケオス様だけとなります。しかし、彼が死ねば如何なる手段でもそれは出来ない。例え彼の罪を立証出来ても、その責任を問う事は絶対に出来ない。ならば当然その責任は主人であるアバゴーラ様が負う事になる。確実にアバゴーラ様を社会的に殺す為の保険ですよ」
「……成る程な。だからお前は私の言葉に過剰反応した訳か。自分も同じ様に処分されると想定していたから」
「ゴホッ!……ええ。その通りです。まぁ、アーケオス様は私と違って葛藤も御在りの様でしたから、処分を急いだのもあります。此方に不都合な情報を伝えて下さらなかった事も有りましたし、アバゴーラ様との対話の機会を望まれて態々こんな場所まで来られるのですから。……まぁ──」
そこで言葉を区切ると、ザグレフはアバゴーラに視線を向け、下卑た笑みで続けた。
「……対話は叶いませんでしたがね?」
「……ッッ貴様アァァァァァッッ!!」
「!?」
ザグレフの言葉にアバゴーラが飛び出そうとする。
慌ててレナが抑え込むが、その隙を突いて周囲の黒豹戦士団の連中がレナ達に急接近する。
「ハッハッハ!!いやぁ、我慢した甲斐が有りましたよ!かのドン・アバゴーラのこんな顔が見られたのですからッッ!さぁ、皆様。八つ裂きにして差し上げなさいッッ!!」
「「オオッッ!!」」
ザグレフの言葉に応える黒豹戦士団の面々。連中はレナを囲んで武器を振り上げるが、その時──
「……小賢しいッッッッ!!」
──ドゴォッッ!!──
「「「!?」」」
レナが地面を殴り付け、衝撃波を巻き起こす。
奴は器用にもその前にアバゴーラを空中に投げ飛ばし、その衝撃波が届かない様にしていた。
衝撃波と飛散した地面の破片に態勢を崩す黒豹達。
レナはその内の一人を片手で掴み上げ、周囲の黒豹達に向かって棍棒の様に振り回して蹴散らした。
「んなッッ!?ず、随分と印象が変わりましたね。私達とやり合った時はそんな真似はされなかったのですが──」
「──油断し過ぎじゃないか?」
「!?」
飛び跳ねて急接近した私に驚くザグレフ。
私はそのまま奴の顔面をブン殴るべく拳を振り上げたが、透明な障壁の様な物にぶつかり拳が止まった。
「ゴホッ!……“盾”。これは油断では無く、ゆとりと言うものですよ」
「そこは“余裕”と言っとけッッ!!」
──ゴウッ!!──
私はそのまま尻尾を振るい、ザグレフの盾に打ち付ける。
それと同時に盾が消えるが、しかしザグレフは既に後方に離れていた。
私は即座に距離を詰めようとするが、その時奴のロッドが光りを放つ。
「“衝撃波”」
詠唱と共に奴の魔法が私に迫る。
ザグレフは直撃を確信して目を細めるが、私は拳を振り被り、奴の魔法を殴り飛ばした。
「んなッッ!?」
驚愕に顔を染めるザグレフ。私はそのまま奴に向かって距離を詰める。
「物理的な衝撃波なんだろ?……私の拳撃に勝てるかァァァァァッッ!!」
──ドゴォッ!!──
「ぐぶぅッッ!?」
私の拳を受け、ザグレフの体がくの字に曲がる。
そのまま尻尾を振ったが、奴に向かって突風が吹き、再び距離を開けられた。
「ぐ……グバッ!!ゴホッゴホッ!!“高位突風”ふ、フフフ。まさか魔法を殴り消されるとはね。初めての経験ですよ」
「私も魔法を殴ったのは初めてだ。まぁ、お前が私を拷問する時に丁寧に教えてくれてた結果だな」
この魔法を使われるのかは何度目かになるが、奴は“この衝撃波そのものが魔法”なのでは無く、“衝撃波を発生させる魔法”なのだと言っていた。
当然、発生した衝撃波そのものは物理干渉であり、余程の事でも無い限り私の物理干渉力を超える筈がない。
私はそれを見越して殴り飛ばしたのだ。
「フフフ……ゴホッ!!ゴホッ!!……ならば、これならどうですッッ!!“閃光”!!」
「!!」
奴が眩い閃光を放ち、私はその姿を見失う。
再び視界を取り戻した時、ザグレフは私から大きく距離を取り、詠唱を始めていた。
「“大津波”」
「!!」
奴のロッドが光りを放ち、その前方から巨大な波が私へと迫る。
次から次へと器用な奴だ。だが……下らん。躱すまでもない。
確かに水と言えども一定速度を越えれば、同質量のコンクリートがぶつかった時と差が無い程の衝撃が加わる。
しかし奴の津波にはそれ程の速度は無いし、何より例えアレが同質量のコンクリートだとしても私のステータスなら打ち破れる。
私は姿勢を低くし、津波を突き破るべく自らその波へ突っ込んだ。
しかし──
「!?」
私の体は波に飲まれて後方に押し流される。
しまった!これは──
「ゴホッ!魔法攻撃力による干渉ですよ。物理干渉力が通らないなら、切り替えれば済むだけの話です。コスパは悪化しますがね。……さて、これで終わりでは有りませんよ?“瞬間凍結”」
「!?」
ザグレフのロッドが光る。
脅威を感じた私は、尻尾を地面に叩きつけて波から飛び出した。
すると、それとほぼ同時に奴のロッドから光の波動が広がり、その波動の範囲に入った水が急速に氷へと変わっていく。
私が大きく後ろに跳ぶと、光の波動は私に届く前に消えた。
「フン。折角のチャンスを無駄にしたな。恐らく波ごと私を氷に包むつもりだったのだろうが、遅過ぎる」
「ゴホッ!ゴホッ!!……確かにそれが最善でしたね?まぁ、次善は取れたのでご安心を」
「そうか。……じゃあ死ねッッ!!」
私はそう言って奴に向かって走り出した。
これで決める。
状況的にこれ以上時間は掛けられない。
どういう手段かは分からないが、スロヴェーンの軍勢は城壁結界を超えて侵攻を始めている。
今はまだ常駐軍が応戦して市街地への侵入を防いでいる様だが、それでも結界を前提としたフィウーメの戦力ではいつまで保つか分からない。
一刻も早く帰らなくては──
「!?」
次の瞬間、私はバランスを崩して転けそうになった。
慌てて両足をしっかりと地面に食い込ませて立ち止まるが、足元には広範囲の氷。そうかこれが──
「ゴホッ!!次善と言ったでしょう?貴方は知らないかも知れませんが……氷は滑るんですよ?……“高位魔力弾ッッ!!”」
奴が詠唱すると同時に、奴の頭上に大きな光球が現れる。
そして次の瞬間、更にその光球が巨大化した。
「“魔法強化”、“魔力強化”……さぁ……死ねッッ!!」
奴の言葉と同時に光球が私に向かって直進する。
拷問の時とは違い、完全に私を殺すつもりで放った攻撃魔法。
そして間違いなく魔法攻撃力補正の掛かる魔法だ。
その速度も速く、影響範囲も大きい。不利な足場で躱しきるのも難しいだろう。
しかし──
「……!?」
ザグレフが驚愕に表情を歪める。
光球の動きが遅延したからだ。
──そして、私の両足は地面に付いている。
「──“息吹”ッッ!!」
──ガガガガガッッッッ!!──
「なっ──グギャァアッッ!?」
私から放たれた金属片を咄嗟に盾で防ごうとするザグレフ。
しかし、防ぎ切る事は出来ず複数ヶ所被弾する。
そして──
「グブッッッ!?」
「……“詰み”だな」
「──ッッぐッッ……!!」
私は倒れた奴に近付き、その背中を踏付けた。
死なない程度に爪を食い込ませ、もがけばかなりの苦痛が伴う様にしてある。先程の突風を使えば相当な目に合うだろう。
「……奴等を止めろ。フィウーメにはまだ用がある」
私はそう言ってザグレフを睨み付ける。
しかしザグレフは笑いながら返した。
「ゴホッ!ゴホッ!……ふ、フハハハハッ!!お、面白い冗談ですねぇ?私はあくまでも龍王国側の回し者ですよ?スロヴェーンに対して交渉出来る立場では無い。そもそもその段取りはアーケオス様がされていたのですから──」
「そうか」
「グゥゥッッ!?」
私は更に爪を食い込ませる。ザグレフは苦痛に顔を歪ませるが、私はそのまま顔を近付けると本題を切り出した。
「……なら、早く城壁結界を作動させろ。どういう手段かは分からないが、貴様がその舵を握っているのだろう?でなければ結界を使えるであろうアーケオスを殺す訳が無いからな。……龍王国からすればスロヴェーン侵攻の事実が有ればそれで良い。不必要に自分のものになる筈の未来の資産をドブに捨てる筈が無い。……貴様が選ばれたのもそれが理由の筈だ」
これはまず間違い無い。略奪前の資産と略奪後の資産など比べるまでも無い。
そして、フィウーメはそれを許して良い規模の都市では無いのだから。
「ゴホッ!ゴホッ!!ふ、フフフ……いやぁ、流石ですねぇ?御明察の通りです。私の持つ特殊クラス、“大魔導士”は全ての系統の魔法が使えるのですよ。無論、得手不得手や習熟度に差は有りますが、起動方法や基礎理論はアーケオス様より御教示して頂きましたから、術式を一から組み立てる事は不可能でも、結界を張り直す事自体は可能です──グゥッッ!?」
「……ならさっさと城壁結界を張れ。最悪貴様を殺してもアバゴーラを連れ帰ればそれで事足りるんだぞ?私が貴様を生かしているのは、多少なりとでも被害を減らしたいからだ。貴様は“死んでも使命を成し遂げる”なんてタマじゃないだろ?」
「ゴホッ!!ゴホッ!!フッ……ハハハハハッッ!!ず、随分とお優しい事で。それならそうされれば宜しいのでは?私は使命に殉じましょう──グギャァアッッ!?」
ザグレフが悲鳴を上げる。私の尻尾が奴の右脚を砕いたからだ。
「……無駄口を叩くな。次から順に四肢を砕く。貴様がダルマになるまで三回しか発言は出来ない。さっさと城壁結界を張れ」
「……は、ハハハハハッ!!勿論……嫌です。──グゥッッ!?」
「……次は右手だ。貴様と違って私は相手を嬲る趣味はないが、必要ならどこまでもやるッッ!!さっさと起動させろッッッ!!」
「ふ、フハハハハッッ!!ハハハハハ!!ヒャハ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!アハ!?ヒャハハハハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハッッ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!ハハハハハハハッッ!!」
「何がおかしいッッッッ!!」
激昂する私。
しかしザグレフはそれでも笑い続ける。
「ハハハハハッッゴホッ!!ゴホッ!!……ッグ、ハハハハハ!!ゴホッ!!ゴホッ!!……いやぁ、昨日と立場が逆になりましたねぇ?昨日は私が貴方に。今日は貴方が私に。しかし貴方は今の方が余程苦しそうだ。自分よりも、自分に近しい誰かが傷付く事の方が余程堪えるらしい。この手を選んだ甲斐が有りました」
「……私を挑発しているつもりか?貴様の言葉は確かだが、貴様は自分が傷付く事を何より嫌うタイプだろう?このまま嬲り殺されるのは本末転倒じゃないか?」
「ゴホッ!ゴホッ!!……ええ。それはその通りです。私は私が一番大切です。他の全てを天秤にかけても、私の命には届かない。ですが、絶対にそうはなりませんよ」
ザグレフがそう言った直後、奴のロッドが光りを放つ。
私は咄嗟に尻尾で奴の右手を砕き、そのままロッドを遠くへ弾き飛ばした。
「グギャァアッッ!?」
「……隙が有る様に見えたか?何か動きがあれば即応出来る様にはしている。無駄な足掻きは止めろ」
痛みに悶えるザグレフ。しかし奴は此方を振り向くと、口角を上げて答えた。
「ええ。見えましたよ?“スキル最大化”」
「うあぁぁぁぁッッッ!?」
「!?」
その絶叫は高台の下から聞こえた。
私が其方に視線を向けると、そこには頭を抱えて悶えるレナと、それを見下ろす黒衣の暗殺者。
黒豹戦士団の幹部の一人、“不死のオルドーフ”が居た。
「貴様何処に居た!?レナに何をしたッッ!!」
私がそう言って叫ぶと、オルドーフは笑いながら答えた。
「ヒャハハハッッ!!久し振りだなぁ?トカゲ野郎ッッ!!俺はずっとテメェらの近くに居たぜ?テメェは視線察知を過大評価してるみてぇだが、それを掻い潜る手なんざいくらでも有る。テメェに視線を向けなけりゃそれで良いんだからな。それと、“何をした”だって?人聞きの悪い事を言うんじゃねえよ。なぁ?」
「!?」
オルドーフの言葉に従う様に、レナが立ち上がる。
「気分はどうだ?解除は成功した筈だが」
「……ああ。感謝しよう。お陰で我は自由の身だ」
そう言って私を睨み付けるレナ。その目には強い殺意と憎悪が滲んでいる。
まさか──
「ゴホッ!!“スキル解除”ですよ。私が貴方を引き付けている間に、オルドーフに交渉させました。“その支配を解き、アテライード・ドルレアンの身柄を引き渡す代わりに黒鉄を殺せ”とね。ユニークスキルは上位カテゴリーの為、通常スキルでは解除出来ませんが、私が先程使った魔法はその枠を超える効果が有る。……貴方はしたり顔で私の“後出し”の種明かしをしていましたが、後出しは知られた所でデメリットは殆ど無い。そして──」
「“最終伝達”」
「!?」
オルドーフの言葉と共に、ザグレフの体が爪先から消えて行く。
「……フィウーメの結界が消えた理由はこれですよ。私は最初から此処には居ない。……ハハハハハッッ!ハハハ!!ヒャーッハッハッハッハッッ!!」
「〜〜〜ッックソッッ!!」
──ゴウンッ!!──
私はザグレフに向かって尻尾を振るうが、その尻尾が当たる前に奴の身体は霧の様に消えて行った。
──最悪だ。
全くもって最悪だ。オルドーフの覚醒解放は自分以外も対象に出来たのか。ステラに比べたら大した覚醒解放じゃないと思っていたが、応用力と利便性なら此方が圧倒的に優っている。
つまり現状のフィウーメにはザグレフとバルドゥークと言う黒豹戦士団のツートップが控えている事になる。
そして更にレナは支配から逃れた。
一応交渉の余地は有るが、奴に限ってはどう動くかは分からないし、最悪この場で殺さなければならない。
「ヒャハハハハハハッッ!!良いねぇ?随分と焦ってるなぁ?まぁ、折角の祭りを投げ出してこうして来たんだ。そのくらいの顔は見せて貰わねぇとな。……さぁ、やれ!!神託者!!あの糞トカゲ野郎を殺せッッ!!」
「……無論だ。奴だけは絶対に我が殺す。奴の行いの報いは絶対に受けさせる」
そう言って一歩前に出るレナ。
……やはり駄目か。奴相手にこの姿では荷が勝ち過ぎる。時間のロスになるが、擬人化を解くしかない。
そう考え臨戦態勢に入ろうとした私だったが──
「……だが、今では無い」
「……へ?」
「……!」
そう言ってレナが殺気を収めた。
レナはそのままオルドーフに向き直ると、奴の腕を掴んだ。
「な、何をしてやがるッッ!テメェの敵は向こうだろ!?は、放せッッッ!!」
必死にその腕を振り解こうとするオルドーフ。しかし、レナの腕は更に深く食い込み、そして大きさを増して行く。
痛みに顔を顰めるオルドーフ。しかし、その間もレナの姿は変化して行った。
丸太の様な豪腕。
鎧の様な巨躯。
天を貫く六本の牙に、それらを包む仕立ての良い女性物のドレス。
「ひぃっ!?な、何だテメェはッッ!!神託者は!?な、何で!?」
その豹変振りに驚愕するオルドーフ。まぁ、アレは確かに心臓に悪い見た目をしている。
しかしレナだった者はそれを無視し、奴の頭部を掴みあげ、そして──
──ブチュッッ!!──
強引に胴体から引き離した。
噴き上がる血飛沫。
レナだった者は、二つに分かれたオルドーフを投げ捨てると、静かにこう言った。
「……聞こえているかは分からんが、冥土の土産に教えておいてやろう。我が名はオルカルード。……誇り高き黒南風の戦士……!」
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