表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ループラインの軌跡  作者: リノ バークレー
PR
47/72

9-5(47)

「あれ? そらちゃん……、そらちゃ―ん! そらちゃ――ん!」

「しぃ――――っ!」

「何やってんのん、そんなとこで」

「しぃ――っ、釣りや釣り」「ひなに魚食べさしたろ~思て」

「ほんまに?」

「ま~ 釣れたらやけどな」

「そんなんで釣れんのん?」

「そんなんて……失礼な、この竿朝から作ってんで」

「実はほら! さっき1匹釣れてん」

「うわ――っ! すごいね! そらちゃん」

「串刺されへんほど小さいけどな」

「なんかヌルヌルするね」

「触らんとき、手臭なんで」

「ほんまや臭い! なんなんこのくっさ―い臭い?」

「生は臭いけど焼いたら旨いで! 早よ手洗ろといで」

「おっ! ひな――! 早よ! 早よ! また釣れたで~」

「今度は15センチはあるでホラ見てみ!」

「うわ――すごいすごい!」

「ひなもやるか?」

「やるやる!」

「ここしっかり持ってビクッときたら呼んでや、今から火の用意

するから」

「うん!」


 僕は朝から用意していた平板と枝を使い初めての火起こしに

挑戦した。


〈シュシュシュシュ……シュシュシュシュ……シュシュシュシュ…………〉

「あれ? おかしいな、確かこんな感じやったと思うんやけどな~」

〈シュシュシュシュ……シュシュシュシュ……イテッ! しゅしゅ……〉


「どうや? ひな」

「あれ? 火止めたん」

「たぶん市場の火の方がエエと思うねん」

「違うのん市場の火って?」

「まあな…… そ、それよりひな、引いてるで!」

「ほんまや! ゆっくりやで、ゆっくり、そうそうそう、よっしゃ~」

「大きいやん、ひな! 17センチはあるで!」

「すごいな~ ひなは名人やな」

「へへっ……」

「ひな、悪いけどココにある枯葉や木くず袋に入れといて」

「うん、わかった!」

「あ~ それと家にある壺借りるで」

「ええよ!」

「水も入れたし袋詰めも完了、よっしゃ、しゅっぱ―つ!」


 僕達はピクニック気分で市場に向かったが実はその後この村に 

来て最初のピンチに遭遇する事となった。 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ