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ループラインの軌跡  作者: リノ バークレー
24/72

5-1(24)

 まさに社会人となって初めて挫折を感じた瞬間でもあった。

 振り返ればあの時の私は言葉を額面どおりに受け取り、

自分が置かれてる立場も理解出来ない、不器用で大人社会

には不適合な人物であった事は間違いない。

 そんな私は会社でますます孤立し、まるで空気のような存在に

なりつつも、そんな自分に少しでも抵抗するがごとく時折会社帰り

に居酒屋に立ち寄り愚痴る日々が続くようになっていた。

 いつものカウンターで酔いがまわるとつい考えてしまう事、

それはあのループラインだった。

 居酒屋、カウンターの次はループラインとまるで3点セットの

ように自然と頭に浮かんでいたように思う。

 自ら封印したループライン。

 だが自暴自棄となっていた当時の私にとって特に踏み止まる 

理由など何処にもなく、ごく自然にまるで吸い込まれるように   

禁断の世界へと足を踏み入れることとなった。

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