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博士と立野くん 三部作

作者: 星野☆明美、chatGPT、グーグル先生
掲載日:2026/05/17

note用に書いたものです。こちらにもアップします

博士と立野くん

液体のり三部作


第一話 アラビックヤ○トを買い占めろ!


「立野くん! 立野くんはいないか!」


博士が研究室の奥から叫んだ。


立野くんは白衣についた猫の毛を取っていた。飼い猫のマルが、今朝も研究室じゅうを歩き回ったせいである。


「なんですか、博士」


「アラビックヤ○トじゃ!」


「はい?」


「買えるだけ買い占めてきたまえ!」


「また何かやらかす気ですか?」


「失礼な。科学の進歩に必要なのじゃ」


立野くんはしぶしぶ買い出しに行った。途中でスマホを見ると、液体のりの主成分PVAが、造血幹細胞の培養に役立つというニュースが出ていた。


「おお……博士、ついにまともな研究を……?」


立野くんは少し感動した。


研究所に戻ると、博士は液体のりを前に、腕まくりをしていた。


「博士、細胞培養ですか?」


「違う」


「違う?」


「マルの抜け毛を固める」


「やめてください!」


にゃーん。


マルはその日から、博士を見ると本棚の上に逃げるようになった。


第二話 立野くんの研究


液体のりのPVAが、今度はがん治療の研究で話題になった。


「博士、PVAが治療薬を患部に長くとどめる働きをするそうです」


「ほう。液体のりも出世したものじゃ」


「前にマルに塗ろうとした人が言うと、説得力がありませんね」


立野くんは真面目にノートを開いた。


PVA。治療薬。患部への定着。放射線治療。


「僕も、少し研究してみようかな」


博士は感心した顔をした。


「よい心がけじゃ。助手が研究成果を出すのも大事なことじゃ」


「博士も一緒にやりませんか?」


「わしは忙しい」


「何でですか?」


博士は分厚い大学ノートを取り出した。


中にはマルの写真がびっしり貼られていた。


「マル成長記録の整理じゃ」


「研究所ですよね、ここ」


立野くんはため息をついた。


それでも彼は調べた。ヨウ素、ホウ素、治療薬、放射線。


調べれば調べるほど、医療の研究は難しかった。動物実験のことを考えると胸が痛んだ。成果を出すには、仮説だけでは足りない。データがいる。共同研究もいる。


「僕は、研究者になれるんでしょうか」


立野くんがつぶやくと、マルが足元にすり寄ってきた。


「にゃあ」


「ありがとう、マル」


その瞬間、博士が戻ってきてスマホを構えた。


「よし、立野くんとマル、友情の一枚じゃ」


「博士、研究は?」


「写真も記録じゃ」


「そういう記録じゃありません」


第三話 塩で溶けるプラスチック


「博士、海で漂流したプラスチックが分解されるのに、四百年かかることもあるそうです」


立野くんはニュースを見ながら言った。


「その問題なら、研究が進んでおる。海で分解されるプラスチックじゃ」


「微生物を使うんですか? 他のものに影響が出ませんかね」


「今回は、塩水でほどける素材らしい」


「塩で溶けるんですか? じゃあ日常生活で使えないじゃないですか。塩せんべいの袋とか、汗とか」


「そこはそれ、頭を使うのじゃ」


博士は得意げに言った。


「塩で溶ける素材を、塩で溶けない膜で守る」


「なるほど。普通に使っている間は膜が守る。海に流れて、波や砂で表面が削れたら、中身が塩水に触れて分解する」


「そういうことじゃ」


「いろんなことを考える人がいるんですね」


立野くんは素直に感心した。


「うちの研究所でも研究しましょうか?」


「もうすでに、いろんなところで研究が進んでおる」


「完全に出遅れましたね」


「毎回このパターンじゃな」


立野くんは思った。


また博士が、誰かに研究を押しつけるパターンかもしれない。


その時、博士の目がきらりと光った。


「待てよ。表面の膜がはがれたら、中身が一気にほどける……」


「嫌な予感がします」


「この技術を使えば、マルの抜け毛だけを安全に」


「最初からブラッシングしてください」


にゃーん。


マルは立野くんの背中に隠れた。


博士は少しだけ寂しそうに言った。


「科学は、いつも猫に理解されんのう」


立野くんはマルを抱き上げた。


「猫の方が、博士より危機管理能力がありますからね」




本作は、作者の過去作品「博士と立野くん」シリーズをもとに、AIとの対話を通じて構成・文章を整えたものです。科学的内容はニュース等を参考にしたフィクションであり、正確な解説ではありません。

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