第21話《空の島・レム=メモリア“合体したはずの昨日”》
航話艇ルグナヴィアは、ついに第四の封印島《レム=メモリア》の上空へ。
だが、着陸前から奇妙な現象が起こる。
ユル:「……あれ、ポタージュの服、いつ変えたっけ?」
ポタージュ:「変えた覚えないけど……ていうか、僕の名前って“ポタージュ”だったっけ?」
ねむも:「なにそれこわい……寝てる間に設定変更された……?」
記憶が、合体前に戻されている。
ユルたちは「昨日合体したもの」を、なぜか覚えていないのだ。
【この島の異変】
《レム=メモリア》は、“記録魔術”で栄えた浮遊島。
しかしある日、「世界の観測記憶層」が崩壊し、島そのものが「昨日という時間」を失った。
その影響で、合体した武器・道具が翌日には元通りに戻る。
仲間の間の記憶も薄れる。
しまいには「自分が誰か」すら曖昧に…。
ルガス(地図):「ようこそ、合体師をもっとも苦しめる島へ…」
【記憶の欠片集め】
ユルたちは、「合体記憶」が保存されている《想起結晶》を探し始める。
・空に浮かぶ“忘却の回廊”
・歪んだ時計塔
・重ねられたノート群《日記の森》
・かつての合体師たちが“記憶を捧げた祠”
【出会い:昨日の自分】
ユルは、空の祠で“もう一人の自分”と出会う。
それは、昨日のユルの記憶が具現化した存在――
ユル(昨日):「君が僕で、僕が君だよ。でも、明日には僕はいなくなる」
ユル:「……だったら、消えない“合体”を残してみせる」
【島の守護者:忘却獣《アノン=ノーム》】
空の記憶を喰らい、“昨日の痕跡”を抹消する獣。
姿は変幻自在、ユルたちの「過去の記憶」が武器となって襲ってくる
例:
・合体して消えた幻の武器が敵として出現
・昔交わした会話が攻撃文句として再生
・「自分を信じたこと」すら失いかける
【合体シーン:一番大切な合体】
素材:
・ユルの“忘れた合体”の残響
・みんなとの旅のログ(シィナが記録していた)
・ねむもの無意識が描いた「絵日記」
・昨日の自分の“後悔と願い”
【記憶の残響】×【感情ログ】×【夢の記録】=
《永続記録型合体装置:ノート・リライタブル》完成!
このノートで合体すれば、世界が忘れても、自分が忘れない!
【最終合体:記憶共鳴型武器】
名前:《メモリア=リンクブレイド》
効果:記録を“記憶”として残すことで、翌日以降も形を保ち続ける。
→ ユルがそれを振るい、アノン=ノームを打ち砕く。
バラバラになった“昨日”が、空にゆっくりと舞い戻る。
祠に残る“昨日のユル”が微笑む。
ユル(昨日):「君が僕を覚えている限り、僕は確かに“いた”んだ。ありがとう」
そして、空に一輪の花が咲く。
それはかつて合体した、でも忘れられた“記憶の花”。
【報酬】
・スキル《忘れられない合体》:一部合体を永久記憶に固定
・《ノート・リライタブル》:旅の記録を綴れる超重要アイテム
・武器《メモリア=リンクブレイド》
・図鑑:「記録を消されても残るページ」開放
【次なる島】
ルガス:「第五の封印島…名は《マルダ=カオス》
観測が狂い、“何が合体されたか”すら分からない島だ」
「この世界の“合体の前提”そのものが、崩れかけている…」
次回予告!
《マルダ=カオスと“観測できない合体”》
合体しても「何ができたのか」が見えない!?
仮説と実験で突き進み、 未知と混沌の合体を解き明かせ!




