第19話《ノルギア島“叫ぶ言葉のモンスター”》
航話艇ルグナヴィアは、廃墟に沈む島に到着。
だが、接岸と同時に――
「ア゛アアアアアアアアアアアア!!」
ドゴォォォン!!
音の衝撃だけで船の一部が破損!
ルガス(地図):「やっぱり来るのやめない!? いったでしょ、ここはヤバイって!」
【この島の異変】
かつてノルギア島は、“言語魔術”で栄えた文明島。
だが、「言葉」と「魔法」を合体させた結果、制御不能の呪文《合体語》が生まれてしまった。
今やこの島は、“叫ぶだけで建物が崩れる”モンスターたちの巣窟と化していた。
【モンスター紹介】
■《コトノバグ》
かつての呪文が生き残り、意志を持った文字の魔物。
外見は発光する記号の群れで「叫ぶと破壊」「囁くと催眠」「黙ると増殖」など、発声で効果が変わる。
【ユルの作戦:「合体文法書」を作ろう!】
ユル:「よし、“言葉が敵なら、文法で縛る”! 合体だ!!」
ポタージュ:「ついに言葉まで合体する時代が来たか……」
ボルト:「文字って食べられるの?」
ねむも:「寝言も……合体する?」
【素材収集ミッション:島の古代図書館へ】
島の奥には、かつて《言語祭壇》と呼ばれた浮遊図書館がある。
だが、そこには“口だけの守護者”が待っていた。
ボス:叫書獣
・巨大な口の形をした本の魔物
・「読めば読むほど怒る」
・攻撃は、辞書の雷撃/誤字爆発/意味不明による混乱波
【バトルと合体:言葉で戦え!】
ユルは古代語の断片×魔力ルーン×ねむもの寝言を合体!
合体発動!
【古語】×【夢言葉】×【記憶辞書】=
《眠りの合体語・ソムノリクス》発動!
→ 詠唱:「そは ねむりし ことば なれ」
→ ゴガトークが、ぐっすり眠りにつく。
【合体文法書、完成】
【静音羊皮紙】×【精霊文字】×【記憶共鳴装置】=
《合体文法書・ルール=リリック》完成!
この本に“合体語”を再定義し、暴走を封じることができる!
【封印:叫ぶ言葉の祈り】
島の中心には、空に浮かぶ巨大な“言葉の墓碑”。
そこにルール=リリックを捧げると、囁くように響く声――
「――わたしたちの声が、誰かに届いたなら……」
「もう、一人で叫ばなくていいね」
霧が晴れ、コトノバグたちが穏やかな形を取り戻す。
“語りたがりの妖精”へと進化し、島に再び文字が宿る。
【報酬】
・ 新スキル【合体文法構築】:魔法詠唱を変化させられる
・合体図鑑:言葉編/呪文派生が解放
・アイテム:《ルール=リリック》
・仲間枠拡張:コトノバグが小型化し、パーティマスコットに
【そして次の島へ】
ルガスが告げる、次の地は――
「……第三の封印島、《ノクティラ――音のない都》」
「そこでは、“すべての音”が凍っている。合体すら、響かない…」
次回予告!
《ノクティラ・沈黙の都と“聞こえない合体”》
→ 音が凍る都市にて、ユルたちは“感情”だけで合体を成功させられるか!?
声を失った少女と、音の記憶を紡ぐ感動回へ!