第18話《封印された島“喋る世界地図”》
ランクアップ試験から数日後。
ユルたちに、ギルドの“特命室”からの呼び出しが届く。
案内された先は、古びた石造りの部屋。
中には、魔力で封印された1枚の地図が――それはまるで、“心臓”のように鼓動していた。
試験官マドロフ:「こいつは《観話図》──ある異世界の、最後の声だ」
【喋る世界地図・ルガス】
「やっと、誰か見つけてくれたか」
地図の名はルガス。
千年前、忘れられた異世界群島《グレイコード群島》を記録した、唯一の生きた地図。
ルガス:「島々は封印され、合体すら通じぬ“境界”に沈んだ。
けれど、君たちのような奇跡を繋ぐ者がいれば…」
【新たな依頼】
【特命任務】:
《グレイコード群島の解封調査》
目的:消失した7つの島と、その“記憶の合体”を回収せよ。
ルガス:「君たちの“想い出合体装置”…あれがあれば、島の記憶にアクセスできるはずだ」
【旅の準備!新装備&合体】
ユルたちは、ギルドアークにて装備を一新!
新合体:
【ルガス(喋る地図)】×【カケラの虹時計】×【航行ゴーレムの欠片】=
→ ✨《航話艇ルグナヴィア》:地図と会話できる“意思ある船”が完成!
【第一の島:“鏡写しのアルトレ島”】
霧の海を抜け、最初に現れたのは――
海に浮かぶ、左右反転したような歪な島。
ポタージュ:「建物が全部、左右逆……? 鏡の国?」
ねむも:「落ち着かない……ぜんぶ逆……」
ルガス:「ここは記憶が歪められた島。合体師が“存在しなかった”ことにされた地……」
【島の記憶:失われた合体師・エルリオ】
ユルたちは、島の中央で謎の装置を発見。
古代の合体機構
中に残された“誰かの記録”
回収記憶:
若き合体師エルリオが、島民と協力して作った“思い出の楽器”
しかし「合体に頼るな」と異端とされ、名前ごと歴史から消された――
【記憶合体:過去との対話】
装置に記憶素材を投入!
【楽器の音】×【消された名前】×【虹時計】=
《旋律記憶・エルリオの心象風景》起動!
映像が再生され、かつて合体で人々を救おうとした彼の想いが広がる。
エルリオ(回想):「“合体”は、命を繋ぐものなんだ……」
ユル:「忘れられても、残るよ。君の“カケラ”は、ちゃんと」
【封印解除:ひとつ目の“境界”突破】
記憶が還り、島に色が戻る。
街並みが正しくなり、島民(幽影)たちが一瞬だけ姿を見せる。
「ありがとう、合体師さん」
「あの子が、やっと笑った」
【報酬】
・合体スキル:《記憶再合成》
・図鑑更新:《忘却された合体師列伝》
・ルガス:会話力が向上(地図ツッコミ役化)
・船:航話艇ルグナヴィア、進化可能に
【航路は続く――次なる島】
ルガスが指し示す、次の島の名は:
「第二島:《叫ぶ柱の島・ノルギア》」
「そこでは、合体された“言葉”そのものが暴れている。“合体語”……かつて文明を滅ぼした、危険な力だ」
次回予告!
《ノルギア島と“叫ぶ言葉のモンスター”》
叫ぶだけで物を壊す“合体語”の怪物が徘徊する廃墟島!
ユルたちは“言葉を編み直す”ため、合体文法書を作る!?