姉妹坂 vol.088 自分の視野に飛び込んできた憲央と可羊子とレミの姿。
そして、入口にいる笑顔の校長を囲みながらの部員たち。
けれどもその中で、校長を見ながらその端に、
自分の視野に飛び込んできた憲央と可羊子とレミの姿、
「えっ…!!!」
その瞬間、胸の鼓動がドキン。
そして頭の中で、
「憲…。カヨ…ッチ…。」
西園寺、
「はいはい。みんな、練習戻って~~。インターハイ向けて、しっかりね。うんうん。また、見学させてもらう。」
女子部員、
「はい。」
それぞれの女子部員、
「校長先生~綺麗~。」
「うんうん。それにカッコいいし~~。」
関、笑顔で西園寺を…。
そして、彩萌と紗枝、傍にいる栞奈を見て、
「せ~んせ。ふふ。」
関の方をチラリと見て。
栞奈、そんな彩萌と紗枝に、
「…ん…???」
口を尖らせて目を丸く。
彩萌と紗枝、口を一文字に、そしてニッコリと、
「ニシッ」
その瞬間、栞奈、口を開けていきなり顔を赤くして。
そして今度は顔を潰したように、
「ん~~~~。」
いきなり口パクで、
「コラッ。」
右手拳を顔の前で、招き猫のように。
そして、頭の中で、
「ヤッバ~~~~。」
「では…、私はこれで…。」
関、西園寺から離れて。
「はいはい。私たちも仕事。教頭先生。」
西園寺と澤木の先に、弓道部の入り口を背にして廊下を歩きだす関。
部員たち、再度、入口から離れる校長に、礼儀正しく、
「ありがとうございました~~。」
一礼を。
手を振りながら廊下を行く西園寺。
栞奈、右目を瞑りながら、小さな声で、
「ヤッバ~~。彩萌~~、紗枝~~。」
そして、でも、頭の中で、
「…ん…???でも…あのふたりなら…、特に…。」
けれども、
「でもな~~~。」
そして、頭の中で、
「なんで、こんなときに、校長と教頭まで…。それに…、敏~~。タイミング悪過ぎ~~。んもぅ~~。」
2年の女子部員たち、
「…でも、どうして…進路指導の関先生も…???…見学…???」
「…さぁ…???」
「まっ。…でも、いいんじゃない…、関先生も…かっこいいし…。」
「だよね~~。はは…。」
憲央、
「なな、信一~~。」
「ん~~。」
基礎練習をしながら信一。
「もしかして…、校長と関先生って、どんな関係…???」
その憲央の声に信一、
「はぁ~~???」
そして信一、少し考えて、上目使いで、
「へっ…???えっ…???」
その瞬間、
「え~~~~???…まさか…。校長と…関…???」
信一、いきなり憲央の顔に近づいて、
「うそ!!!」
「そんな訳あるか―――――――――っ!!!!」
憲央と信一の頭の上でいきなり彩萌と紗枝。そして史江。
鬼のような顔で。
いきなり抱きつきながら憲央と信一、
「うわっ!!!」
そんな3年を見て手を叩きながら笑う可羊子、
「キャッハハハハハハ。」
レミ、
「だからカヨッチ…。笑い過ぎだって…。」
困ったような顔で…。




