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姉妹坂  作者: THMISmama
78/249

姉妹坂 vol.078 「問題ないじゃん、弟よ~~。」

そんな紗枝を見て史帆、

「え~~~~。えぇぇぇぇぇ。」

またまた目を真ん丸くして、

「へぇ~~~。そうなんだ~~~。いや~~~っはっはっはっ。」

そして、航の顔を見て史帆。

「ふんふんふんふん。…じゃ~~。問題ないじゃん、弟よ~~。キャ~~ッハッハッハッ。心配して、損した~~。」

そして両腕をまっすぐと伸ばして両大腿の中に差込んで。

「ねぇ~~紗枝ちゃん。」

紗枝と航、交互に見て。


…けれども、紗枝も航も、浮かない顔で…。


史帆、

「へっ…???えっ…???えぇぇぇぇ???…何、そんな浮かない顔…。」


航、

「だから、姉貴は…いいって。大丈夫だから~~。」


史帆、

「何…???なになになに…???どういう事…???」


紗枝、

「実は~~。確かにその転校生の女子、もんのすごいピアノ…上手。音楽の先生も一目惚れしたくらいだから…。」


「ふんふんふん。」

「なん…だけど~~。」


「は…あ…???」


紗枝、困ったような顔で…、

「その…音楽の先生…、彼女の…バンド参加…。」

そして航の顔を見て。


史帆、そんな紗枝と航の顔を見て、

「…を…???」


「先生…。反対…なんだよね~~。」


史帆、いきなり紗枝の声に、

「反対…???…なんで、なんで…???」


航、

「紗枝っ!!!」

紗枝を睨みつけるように。


紗枝、

「だ~~って、いいじゃんよ~~。もう…史帆さん、ここまで知っちゃったんだから~~。」


史帆、

「うんうん。私の友達がね、ライズのリーダー怪我して、左腕、もう動かないらしいって…。」


紗枝、

「うん。…で、学校に、転校生がふたり…。姉妹でね~~。」


「うん。それは前に、紗枝ちゃんから聞いたってかあさん。」

「なんだ…けど~~。」


「ふん。」


そして紗枝、

「その…ピアノが上手な女子が~~。妹じゃなくって、お姉さんの方…。多分、妹の方だったら、まだ先生もOKだした…と、思うんだけど…。お姉さん…、私と同じ、高校3年。これから受験勉強…。」


そこまで聞いて史帆、口をポカ~~ンと、

「あっ。あぁ~~。あっちゃ~~。」


「つまりは、高3年で、これから受験、しかも、器楽部だって、これから発表会やら、定期演奏会やら…。そんな状態で、バンド参加なんて…。教育者としては…。」

紗枝、胸の前で×。


史帆、

「う~~~っわっ。」

思いっ切りしかめっ面をして、

「な~~るほどね~~。」


「わ~君も、彼女のピアノ…今日のお昼に、音楽室で聴いたばっかり。」

航を見ながら紗枝。

「…で、私もその中にいたんだけど…。」


史帆も航の顔を見ながら、

「ふ~~~ん。…って…。へっ…???紗枝ちゃんも…???」


口を尖らせて目を真ん丸く紗枝、

「ふん。他にも数名…。」





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