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姉妹坂  作者: THMISmama
53/190

姉妹坂 vol.053 「やっぱり、カッコいい人には、綺麗なお姉さん…。」

「…で、どんな曲…???」

燐太郎。


「テレビでも流れてる番組のテーマ曲。」

可南子。


「情熱大陸だって。」

可羊子。


可燐、

「うそっ。あの…葉加瀬太郎の…???バイオリン、凄い曲じゃん。」


可織、燐太郎、

「知ってる、知ってる。」


燐太郎、

「…ん…???…って言うか、みんなはそれ…練習してて…。可南子…おま…。」


「ん~~。練習してて…って言うか、みんな…それぞれ、好き勝手にアレンジしてたから。」

可南子。


可織、

「いや…。でも、あんたは初めて…。」


「うん。今日、弓香さんから譜面渡されて、出来る…???…って…。だから、やった。」

可南子。


燐太郎、

「…だから…、やった…。…って、おまえ…。」


「もう~。器楽部の廊下…生徒だらけで凄かったって。」

可羊子。


「もう~みんな、ノリノリだったもんね~~。かかかか。気~持ち良かった~~。久し振りにあんな演奏したね~~。」

可南子。


「うん。倉敷じゃ、泰子姉ちゃんとも一緒にやってたけどね。海外行っちゃって、全然やってなかったもんね。」

可羊子。


「うん。」

そして、

「…で、カヨ、そっちは…。弓道は…、どんな感じ。インターハイ…目指して…???」


「うん。頑張ってる。さすがにあのふたりは凄い。」

空を見ながら可羊子。


「あのふたりって、彩萌さんと憲央くん…???」

「当~~然。」


「あんたが凄いっていう事は…。かなり…凄いんだね。」


燐太郎、

「へぇ~~。その彩萌さんと憲央くん…???…と言うか、可羊子も…凄いんだろ…???」


今度は可南子が、

「当~~然。中学3年間の時間は…この子を強くした。」

可羊子を見ながら、

「かかかかか。」


「や~~だ、もぅ~~。お姉ぇ。」

「彩萌さんにも、憲央くんにも、可羊子の事、お願いって、言ってあるから。」


「お蔭様で、可愛がってもらっております。」

可南子にぺこりとお辞儀をして。


「それにしても、憲央君のお姉さん、綺麗だよね~~。」

可南子。



「うんうん。だから、さっきも史さんや紗枝さん、茉優さんにお姉さんの画像…見せてた。」

「はは。そっか~~。」


「だんだん、話しに着いて行けなく…なってきたか…。」

小さな声で燐太郎。



「やっぱり、カッコいい人には、綺麗なお姉さん…。いるんだねぇ~~。」

またまた空を見るように可羊子。


可南子、今の可羊子の声に、

「へっ…???」


可燐も…、

「…ん…???」


可織、

「おやっ。」


可南子、

「カヨ…???カヨ…???」

可羊子の目の前に左手の平を…ひらひらと。


それに気付かず、と思ったら、いきなり目をパチクリと可羊子、

「何々何々!!!!何々???」


目をパチクリとさせて可南子、

「いやいやいやいや。何々って、カヨ、今、あんた…、何言って…。」


「へっ…???私…今、何か言った…???」


可南子、

「えっ…???」


可燐、可織、顔を見合わせて、

「……。」






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