姉妹坂 vol.052 可羊子、「ねね、お姉ぇ。何がどうなって…???」
可羊子から学校の部活で起きていたらしい事を聞いて、
可織、そして燐太郎、
「へぇ~~。可南子の器楽部で…。」
「おやおや。ほほぅ~~。かあさん。はははは。」
そんな夫を見て可織、
「ねぇ~~。」
2階から着替えてリビングに可南子。
いきなり可羊子、
「お姉ぇ、お姉ぇ。凄い、凄い。」
可南子を抱き締めながら、可羊子。
目をパチクリさせながら顔を小振りに可南子。
「わおわおわお。何…???」
可羊子、
「もぅ~~。学校の部活~~。」
玄関から、
「はいはい。ただいま~~。ついつい留美ちゃんと話し込んじゃった。」
買い物カゴとビニール袋いっぱいの食材を両手に、可燐。
「かあさん、かあさん、今日、凄かった。」
可羊子。
可織、
「ふ~~ん。何か…あった~~???」
キッチンに向かいながら。
「学校で可南子が凄かったんだって。」
可織。
「学校で…お姉ぇが…???どしたの…、お姉ぇ…???可南子…???」
可南子、唇を真一文字に、
「ん~~???ふふふふふ。」
リビングからキッチンに。
「な~によ、その変な笑い~~???」
可羊子、
「ねね、お姉ぇ。何がどうなって…???」
可南子の左腕を引っ張りながら可羊子。
「ん~~。元々は…部長の弓香さんの提案。」
廊下を歩いてリビングに。
「また何か、お姉ぇ、ピアノ、弾いたの~???」
台所から可燐の声。
「んんん。ピアノだけじゃないんだって。」
リビングのテーブルを前に座りながら可羊子。
「弓香さんって、弦楽器なら殆どなんでも弾ける人なんだって。」
可南子。
「おやおや。そりゃ凄いね。」
燐太郎。
「うん。…で、ず~~っと、自分なりにバイオリンで弾いていた曲があって。前々からみんなでやってみようって言ってたらしいの。まっ、コピーなんだけど…。」
可織、
「ふん。」
「ほい、おじいちゃん、ヨーグルト。おばあちゃんも。」
燐太郎と可織の目の前に、可燐がストローを刺したヨーグルトのカップ。
「おっ、サンキュ。」
燐太郎。
可羊子がトレイにあるヨーグルトを可南子の前に。
「…で、丁度、みんなで出来るって段階になってて。ピアノは一華先生がやる事になってたらしいの。」
ヨーグルトにストローを刺しながら可南子。
「ふんふん。…あっ。そっか~~。…で、どうせなら、先生。」
可燐。
「ビンゴ~~。さすが、かあさん。」
ストローを口に。そしてゴクリと。可南子。
「一華先生。どうせなら、みんなでやってみなって。」
可織、
「へぇ~~~。凄い先生だね~。」
「一華先生~~。美人教師四天王~~。授業も面白い~~。へへへ。」
可羊子。
可織、
「へぇ~~。そうなのかぃ。」
そう言いながら、また燐太郎ににったりとしながら横目を…。
その途端、可燐、
「ぶっ。かかかか。」




