姉妹坂 vol.045 部活も終わり掛けの頃…。
週の真ん中辺り…。
部活も終わり掛けの頃、いきなり廊下を走る何人もの女子生徒。
それに釣られての男子生徒。
体育館でのミーティングをしている様々な部活の生徒たち。
そして部室の生徒たちも、その音に反応して…。
バドミントン部の園加、愛寿美。そして部員たち。
そして顧問の夏妃、
「なになに…???」
そして片や、新体操部の顧問、神永出雲、
丁度、終了の号令を掛けようと、
「あれ…???何、あの生徒たち。あんなに走って…???」
佐智子に鈴鹿、
「わわわわ。何。何…???」
女子生徒たち、
「早く、早く、始まっちゃう。」
男子生徒たち、
「まさか、あれ、やるってか。うそだろ。」
その内、廊下に聞こえてくるパーカッション。
担当は3年生の鈴木菜穂子。
ドラムでリズムを刻みながら…。
一華、
「いいよ、いいよ~~。うん、うん。やっちゃえ、やっちゃえ。」
その内に、音楽室の廊下は生徒だらけ。
器楽部の部員たちも拍手でテンポを取りながら、
「はいはいはいはい。」
そしていきなり可南子のピアノ。
生徒たち、
「すげぇ~~。」
そして、そのピアノに重なるようにいきなり芽久のサックスと弓香のバイオリン。
生徒たち、
「わ~~お。情熱大陸…。」
器楽部の部員たち、再び、
「はい。はい。はい。はい。」
中には踊りながら、自分の担当の楽器で参加。
それと同様に、マリンバの英吾。そしてエレキギターの猪瀬摩耶が加わる。
荒削りではあるが、それでも高校生らしさのライブ感はある。
そして、いきなりサックスの芽久のソロ。
「うそ。芽久って、こんな事出来るの…???凄い動き。あんな内気なのに。」
廊下の女子たち。
「それにしても、弓香は凄い。なんでもできるよな~~。」
男子たち。
「それより、あの子、あの子。あの子って、見た事ない。…でも、凄い。一華先生と同じくらい、ピアノ、弾けるんじゃない…???」
「うんうん。凄いよ、あの子。」
「へぇ~~。やるじゃん、矢島さ~ん。」
生徒に混じって演奏を聞いている夏妃。
そんな夏妃の隣で、園加と愛寿美、
「でっしょう~~。」
「大したもんだわ~~。こりゃ、一華先生、かなり喜ぶよね~~。」
出雲。
「出雲…先生…。」
夏妃。
「いらっしゃってたんですか~~。ふふ。」
懸命に手拍子を取っている一華。
ピアノのソロ。そしてバイオリンのソロ。サックスとマリンバのソロ。
そしてエレキのソロ。最後にコンガとドラムのソロ。
凡そ10分弱の学生たちによるミニミニコンサート。
その音は低くもグラウンドまでにも届き。
野球部の部員たち、
「なんだこの曲…???…もしかして…情熱大陸…???」
そして演奏終了。
それと同時に、けたたましい歓声と拍手。
「ワ―――――――――ッ!!!!」
グラウンドで、そして体育館、職員室、
「な…なんだ――――――っ!!!!」
一華、
「ヨシッ!!!!」
生徒たちの中には涙流すものたち。
「凄~~~い!!!!」




