姉妹坂 vol.042 彩萌と憲央に、「妹の事、よろしくお願いします。」
思わず彩萌、
「ぷっ。」
そんな園加の声に、またまた赤くなる可羊子、
「えっ…???えぇぇぇぇ。…、いや…。何々…???」
可南子、そんな可羊子に、
「くっ。」
可羊子の右肩をポンと叩いて、
「カヨ、良かったね~~。良い先輩達と一緒の部活で。」
そして、彩萌と憲央に、
「妹の事、よろしくお願いします。」
そんな可南子に、
「もしかしたら…、私たちより上達する可能性…、大。ねぇ…憲~。」
彩萌、腕組みしながら。
「うん。俺だって最初、あんな風には出来なかったから……。」
憲央。
園加、
「おっと~~。交わしたな矢島~姉~。」
ニタニタと可南子を笑いながら。
彩萌、そんな園加の右肩を押して、
「もぅ~~。いじめないの~~。可羊子ちゃん、困っちゃう~~。」
そして、何かしら窓の外を見るような趣きで憲央、
「俺…。弓道以外か~~。」
そして、5人、憲央の顔を見て、
「えっ…???」
「小学で…、サッカー。…で、中学で…、バレー、バスケ。」
園加、
「おぅおぅおぅ。何ともスポーツマン。」
「…なんだけど…。ん~~。でも…、結局は…あんまり…続かなかったよな~~。」
愛寿美、
「へっ…???…そうなの…???そんな背ぇ高くて…。しかも、動き…良さそうに見えるけど…???」
「…って言うか…。俺のいた中学って、部活はあるんだけど…。な~んか、ただ、ただ、動いていればそれだけで良い。そんな感じの部活ばっか。試合してても、全く活気がなくってさ。」
愛寿美、
「ふ~~ん。」
「いっつも…試合じゃ、負けてばっかり。」
彩萌、
「へぇ~~。…でも、憲…そんな風に見えないけど…。」
可南子、
「うんうん。」
「バリバリのスポーツマンって感じだけどね~。」
園加。
「…んな事ないよ。」
「いや。でもさ…。そんなスポーツやってて、なんで高校で弓道…???」
彩萌。
「うん。確かに、高校生なって、いよいよ本格的にバスケか、バレー…って、思ったんだ。」
「…たんだ…???」
園加。
「確かに、先輩たちから誘われた。バレー部やバスケ部…。入らないかって…。」
彩萌、
「うんうん。」
「…で、まずは部活…見たんだ。」
可南子、可羊子、
「うんうん。」
「そしたら…さ。」
憲央、5人の顔をグルリと見ながら、
「着いてけねぇ~~。」
園加、愛寿美、
「はぁ~~あ…???」
「いやいや。見てて思った。思わず愕然としたね。如何に俺のいた中学、全然ダメだったか。あの動きじゃ、体…もたないわ。はははは。基礎が全く出来てねぇ。」
5人、
「……。」
「それもそうだよ。中学の時の部活の先生だって。まともに指導、してなかったもんな~~。」
5人、
「……。」
憲央、
「…で、そんな時…。」




