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姉妹坂  作者: THMISmama
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姉妹坂 vol.041 「ひゃ~~~。綺麗~~。」いきなり園加。

「ひゃ~~~。綺麗~~。」

いきなり園加。


スマホの画面を見ながら、他の4人も、

「うんうん。凄~い。」


憲央…、

「…かな~~???」


「えっ…???えええええ…???…でも…、これって、さっきの人…、どっち…???」

さりげない声で可南子。


彩萌、

「うんうん。」


画面に指を当てて、

「さっきの姉貴はこっち。」


「えっ…???じゃ…こっちの人…は…???」

今度は可羊子。


「こっちも…、俺の…姉。」

憲央。


「えええええ…???」

可南子。


「はっ…???憲って、ふたり…お姉さん…???」

彩萌。


「うん。俺、末っ子。上に姉がふたりいる。」


「どっひゃ~~~。」

愛寿美。


「なんと。」

園加。


可南子、

「わお。」


「こっちは、俺より4つ上の姉、(あおい)。」

「…って~事は、漢字で、草冠の…。」


「そう。かあさんが…。」

また彩萌のメモに母親の名前を漢字で、葵沙と書いて。


「あいさ…って。」

彩萌。


可南子、

「うんうん。そう読む。」


「へぇ~~。読めるんだ~~。さすが委員長。それに…。」

「可南子…です。」


憲央、

「あっ。あ~~。」


唇を尖らせて可羊子、

「だからか…。」


園加、

「へっ…???」


「定岡先輩のお母さんとお姉さんふたりの名前に葵。」


愛寿美、

「おぅ~~。ほんとだ。」


可羊子の顔をチラリと見て憲央、

「君って、凄いよね。」


そんな憲央に可羊子、

「えっ…???」


「1年で、あれだけ綺麗な所作出来るって…。弓道…。」


その声にいきなり赤面になる可羊子。


「うんうん。良かったよ、あのデモンストレーション。」

にっこりと彩萌。


園加、愛寿美、可南子、

「へぇ~~~。」


可羊子、ますます赤くなって、

「やっ。やだ、やだやだやだ、みんなして…。」

いきなり右手で顔を仰ぐ可羊子。


「かかかか。赤くなった~~妹~~。きゃはははは。」

園加。


「へぇ~~。矢島さんの妹さんなんだね~~。かかかか。」

憲央。


その笑いに5人、

「…ん…???」


「いやいやいや。和久ちゃん、すっかり…可羊子ちゃん、だっけ…???」


可羊子、

「はい。」


「気に入っちゃったみたいだから…。」


彩萌、

「そうそう。あのデモンストレーションも、史のアイディアだったもんね~~。合図してくれなかったら、私も気付かなかった~。」


「そっか~~。可羊子ちゃん、弓道で、これから…頑張れるね~~。」

園加。


「それに、可南子は器楽ってね~~。」

愛寿美。


「えっ…???矢島さん…、器楽…???」

憲央。


可南子、

「はい。」


「凄いんだって、矢島さんのピアノ。」

彩萌。


「へぇ~~~。ピアノか~~。…全く…弾けない。」

憲央。


園加、愛寿美、

「きゃははははは。」


「定岡先輩は…、弓道の他は…???」

さりげなく可羊子。


「おっ。おっ。おっ。可羊子ちゃ~~ん。あれ~~~。」

すぐさま園加。





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