姉妹坂 vol.248 航のスマホにLINE。
卒業してから3日後、ライズのリハの…、丁度休憩中。
航のスマホにLINE。
メンバー全員、
「来た―――――――っ!!!!」
左近、
「航。」
航、
「うん。」
そして航、スマホを…。画面を見て、
「イェ~イ。合格~~。」
その瞬間、航、
「ぃ…やった――――――――っ!!!!」
左近、和樹、美和、
「おほほほほ。」
「や~~り~~。」
「可南子ちゃん、やった、やった。」
そして、再び可南子からのLINE。
「で~~。もうひとつ。弓香も合格したよ~~。」
航、
「おっ、やった、やった。弓香先輩も同じ、合格。」
左近、
「そっか~~。同じ器楽部。ん~~。頑張った~~。」
そして数日後。
今度はリハ中の可南子のスマホにLINE。
そして数曲演奏を終えた後で可南子、
「彩萌、彩萌。発表、発表。」
そしてスマホを…。
「わっ。」
航、
「可南子。」
ギターのベルトを外しながら。
可南子、
「キャハ。や~~った~~。彩萌、合格~~。」
天井にめいいっぱい、両手を伸ばして、そして、すかさず航にダイブする可南子。
左近、
「お~~~っと。かかかか。」
航、
「可南子…。」
可南子、
「あっ、すみません。」
美和、
「んんん。それが…自然だよ。」
航、
「…ん…???」
和樹、
「ん~~???」
「私も…そうだったもん。2年前は…。いっつも一緒だった友達いて。可南子ちゃんたちと、同じように大学受験。そんとき、もう…私、大学時代からソレイユの前のバンドでピアノ弾いてたんだけど…。今と同じ。友達から携帯にメール来て。いきなり万歳して、ギターの彼の胸にダイブ。」
舌を出しながら美和。
可南子、
「そうだったんだ~~。」
美和、
「可南子~~。あらためて、大学合格、おめでと。そして、彩萌たちも。」
可南子、
「うん。」
左近、
「結果、何とか、全員、大学OK。良く頑張ったよね~~。」
可南子、
「はい。みんなの分、ありがとうございます。」
美和、
「わったる~~。学校は別でも、バンドで、可南子…。一緒だね~~。」
航、照れながら…。可南子はポッ…と、赤くなる。
左近、
「かかかか。可愛いじゃないのぉ~~。」
そしてこちらは…、デートをしながらも、ある場所に。
「おっとっとっと。こりゃ、いらっしゃ~~い。」
テーブルの上を拭いている正憲。
「ママ、憲とカヨちゃん。」
厨房の中にいた葵沙、
「あ~~ら、いらっしゃ~~い。」
可羊子、
「こんにちは。またまた来ちゃいました~~。」
「ん~ん~ん~。いつでも、大歓迎よ~~。」
正憲、
「憲、良かったな、こんな可愛い彼女出来て。かかか。」
憲央、
「何バカ言ってんだよ。」
「そう言いながらも…私たちのお店、連れてくるんだもん。カヨちゃん、むさっ苦しい息子だけど、よろしく。」
葵沙。
可羊子、少し赤くなって。
「年上の…姉がふたりだもん。カヨちゃんみたいな子、私も嬉しいよ。めちゃくちゃ、可愛いよね、パパ。」
正憲、
「ああ。カヨちゃん、いつでもお出で。サービスすっから。」
可羊子、
「はい。ありがとうございます。」




