姉妹坂 vol.242 3年A組のドアをガラリ。
3年A組のドアをガラリ。
生徒たち、
「へぇ~~。」
「お~~。」
「わお。」
憲央、
「何と。」
芽久、
「うわっ。」
彩萌、目をパチクリと、顔を少しだけ赤らめて…。
可南子、園加、
「えっ…。えぇぇぇぇぇぇぇ~~。ちょっと…、彩萌…。大丈夫…???」
と、低い声で。
愛寿美、
「う~~っわ。」
教壇に立ち、
「うほん。んんん。うん。なんだな…。」
その感じに憲央、思わず、
「ぷっ。くくくくく。」
「あ…の、な。定岡ちゃん、そこで、笑わないでくれる…???」
高い位置からいきなり要次。
憲央、
「い…いや…、別に…。ぷぷぷぷ。」
そんな憲央のムード感で、一気に緊張が解れる3年A組。
あちらこちらの席から、クスクスと…。
彩萌、少し、目頭を熱くして。けれども、深呼吸して、
「ふぅ。」
そして、
「先生。」
要次、
「うん。小塚。栞奈先生。明後日、結婚式でな。俺、栞奈先生、不在期間、この教室、受け持つことになった。」
その瞬間、生徒たち、手を叩いて、
「わぁ~~~。」
彩萌、要次に、
「ありがとうございます。」
要次、にっこりと、
「おぅ。でも…。まっ、わずか…2週間だけだけどな。よろしく、頼む。」
生徒たち、
「はい。」
そして…。
クラスの男子から、
「航、おまえ、お願いって…。」
廊下で小さく手招きしている他のクラスの女子生徒。
そんな女子を見て敦司、
「あ~~ぁ。や~~っぱな~~。」
廊下で他のクラスの女子から何かしら受け取る航。
鈴鹿、
「さて…。これから何個…もらうっかな~~。海野~~。ニシッ。」
佐智子、
「まっ、しゃ~ないか~~。可南子さんには、黙っててあげる~~。」
「…って、言うか…。お姉ぇ…。何も…。準備してないような…。」
可羊子。
レミ、
「うそ―――――――――っ!!!!」
鈴鹿、
「海野っ!!!!」
自分の席に戻ってきた航、
「えっ…???」
佐智子、
「可南子…さん…からは…???」
「何を…???」
レミ、
「決まってんじゃんよ~~。今日…、バレン…。」
そんなレミに航、
「あ…。いや…。可南子…。受験勉強で…。……でも…。一昨日…。お昼休み…、保健室で…。」
その瞬間、佐智子、鈴鹿、レミ、
「お~~~。さっすが~~。」
「…で…、カヨッチ。あんたは…???」
そんな3人に可羊子、
「わ…わたし…???…は~~。ははは…。」
「まさか…!!!!」
またまた3人。
「いやいやいや。本人には…。へへへへ。ただ…、朝早く…、下駄箱に…。イヒヒヒヒヒ。」
「ふ~~~ん。かかかか。マニュアル道理じゃん。」
鈴鹿。
「ただ…。」
レミ、
「…ん…???」
「今度の日曜日に、憲さんのおとうさんとおかあさんのお店で、一緒に食事…。」
その途端レミ、可羊子を抱き締めて、
「キャハ。や~~り~~。」
そして、片やこちらでは…。
お昼休みの音楽室。
彩萌、
「一華先生…。」
一華、
「ん~~???どしたの…彩萌…???」




