姉妹坂 vol.241 「みんな、大学、受かれ~~。イェイ!!!」美和。
新年の初詣。そして3年の生徒たちは、みな様々に大学受験の合格祈願。
最寄の神社で可南子、
「わ~~。彩萌~~。史~~。あけまして、おめでとうございます。」
彩萌、史江、
「あけまして、おめでとうございます。」
史江、
「カヨッチ~~。」
可羊子の腕に絡み付きながら、
「今年もよろしく~~。」
「うん。」
「憲とLINEしてんの…???」
「夜中までやってた。」
可南子。
彩萌、
「かかかか。」
「…で…、姉貴の方は…???」
「…って言うか、お姉ぇなんて、昨夜、大晦日…、帰って来たの、夜の10時だよ~~。」
可羊子。
彩萌、
「マジで!!!!」
そんな彩萌に舌を出して、
「左近さんたち、年の最後に会おうって…。」
史江、
「そっか~~。」
「そして、来月…、栞奈先生…。」
彩萌。
「うん。結婚式だね~~。」
可南子。
「クリスマスパーティのあの最後の曲、バタフライ良かったよね~~。」
史江。
「うんうん。」
可南子。
そして可羊子が口ずさむ。それに合わせて3人も…。
そして3学期の始業式を迎え、やがて3年生は一般入試、センター試験に突入。
リハ室で左近、
「当分、可南子ちゃん、キーボード、触れねえな~~。」
「ちょっと…寂しくは…なるけどな~~。」
和樹。
「航~~。どんな感じなの、可南子ちゃん…???」
航、
「ん~~。多分、大丈夫…、だと…思うんだけど…。自分から、何とかなるっしょ。…って…。」
左近、
「かかかか。そっか~~。彼女らしいや。」
「とにかく…、みんな…。頑張ってるだろうから…。」
和樹。
「みんな、大学、受かれ~~。イェイ!!!」
美和。
和樹、
「かかかか。だよね~~。」
受験生はこの時期、正に覚悟の季節。
ベッドですやすやと眠っている可羊子。
その傍らで勉強机のライトの下で、懸命に勉強中の可南子。
他にも同じように、彩萌、憲央、史江、紗枝、茉優、信一。園加、愛寿美、芽久。
そして弓香に摩耶、菜穂子。そしてその結果…。
学生たちそれぞれ、晴れやかな顔が目立つ。
抱き合って喜ぶ生徒たち、
「イェ~~イ。」
けれどもそんなに浮かれない生徒たちも…。
「まだかよ…。追試って……。もぅ…。」
そして、中には、一般入試を受けるものも…。
そして他にも国公立の試験を受けるものも…。
信一、憲央の部屋で、
「ようやく…だぜ。追試終了~~。」
憲央、
「かかかか。が~んばったって。」
その憲央の部屋に亜葵蘭、
「憲~~。入るよ~~。」
そして、
「ほい。コーヒー。おぅ、少年。久し振りだね~~。」
そんな亜葵蘭を見て、顔を緩める信一。
憲央、
「姉貴、刺激、強過ぎ。こいつ、彼女いるんだから…。」
ピッタリフィットのニットのセーターを着ての亜葵蘭。
そしてレギンスのパンツ。
「あら、そぅ~~。へぇ~~。彼女、出来たんだ~~。…で、どんな子…???どんな子…???」
憲央、
「おぃ。」
亜葵蘭、口を尖らせて、
「はぃはぃ。」
そして部屋のドアを開けて、
「でもさ。あんたも…可愛い彼女、出来たよね~~。」
憲央、
「姉貴、うるさい。」
「はぃはぃ。」
それでも未だに顔を緩めている信一。
憲央、
「おまえ。史に言うぞ。」




