姉妹坂 vol.240 キーボードから流れるメロディ。
キーボードから流れるメロディ。
理美、
「凄~~い。可南子ちゃん。や~~る~~。」
栞奈、
「でっしょう~~。」
そしてそれから始まる美和のボーカル。
宗雄、
「しっかし…、いい声してるね~~。」
要次、
「このメンバーに、海野と矢島がいるとは…。いやいや…、どうして…、天晴れ。うん。いいねぇ~~。」
そんなライズの楽曲が流れている中、一華、
「あっ。そうだ。」
やがて演奏が終わる。そしてみんな、また食べて、飲んで。それぞれに…。
一華、カップの中のビールを飲んでいる左近の耳元で。
左近、思わず、
「!!!!」
そして和樹、航、美和、可南子に手招き…。
可南子、航、
「えっ!!!!」
すかさず左近、
「シッ!!!」
そして、バッグの中からたくさんのファイルを出して左近。
ペラペラと捲りながら、
「これ…なんか…。どぅ…???」
航、
「おっと~~。」
美和、
「うんうんうん。いい、いい。」
可南子、
「やっちゃいますか~~。」
和樹、
「オ~~ライ~~。」
左近、
「じゃ、美和…。頼めるか…。」
美和、
「オ~~ケィ~~。」
賑やかに飲んで食べている中で美和、
「みなっさ~~ん。」
その一言で静まり返る面々。
「…ん…???」
美和、
「あのね。ここでちょっと、ある方に、プレゼントしたいと思うの。」
憲央、
「ある…方…???」
信一、
「…???」
彩萌、弓香、可羊子。そして史江に紗枝、茉優。
「誰…???」
園加や佐智子たち、
「ん~~???」
宗雄に要次、甫、
「はて…???」
「実は~~。ふふ。」
美和。
「来年の2月に…、ご結婚され方がいらっしゃいます。」
その瞬間、紗枝、彩萌、茉優、
「栞奈先生!!!」
栞奈、
「!!!!」
他の面々も…、
「お~~~。」
「わ~~~。」
そして拍手。
「だか~ら~~。ここで…、そんな…栞奈先生に、我々ライズから、プレゼント…しちゃいますぅ~~~。」
夏妃、
「へぇ~~~。凄~~い。」
美和、栞奈を見ながら、
「栞奈先生。おめでとうございます~~。」
そしてメンバー全員、
「おめでとうございま~~す。」
再び、全員が拍手。
栞奈、目を潤ませて、
「そんな…。こんな事って…。」
美和、
「栞奈先生に、プ~レゼント~~。ハイ~~。」
そして可南子がキーボードで…。そして歌いだす美和。
誰もが、
「えっ…???これって…???」
栞奈、思わず涙が零れて…。
一華、
「へぇ~~。これ…やるか~~。」
誰もが、
「Butterfly」
彩萌、弓香、紗枝、
「うんうん。木村カエラ」
「結婚式で歌う曲~~。キャハ。」
可羊子、園加、鈴鹿。史江、摩耶、菜穂子、
「素敵~~。」
茉優、芽久、
「はは。うん。」
歌を聴きながら涙が零れて止まらない栞奈、
「…みんな…。」
そんな栞奈を背中から抱き締める一華、
「栞奈~~。いい生徒たち、持ったよね~~。」
栞奈、そんな一華に、
「…うん。」
右手でハンカチを…。そして左手で一華の左手を握って。
「ありがとう…。一生…忘れない。」
Butterflyを聴きながら自然に体を右左に揺らす全員。
そんな曲の余韻を残しながら、クリスマスパーティは賑やかに幕を下ろし…。
そして2017年、新年を迎え。燐太郎、龍平、
「あけまして、おめでとう~~。」




