姉妹坂 vol.024 可南子、「もしかして…。あの子…。弓道部に…???」
その可南子の声に園加と愛寿美、
「へぇ~~。可羊子ちゃん、中学で弓道~~。」
園加、
「…あんまり、中学で弓道って、聞かないけど…。」
「うん。まっ、単に、部活の先生が綺麗でかっこいい先生で、その先生が大学時代から弓道で、かなり実力があって。そして、おまけにその先生が…1年の時から担任で…。しかも…、校長の…、教え子という…。」
「おぅ、おぅ、おぅ。なるほど。その路線かぁ~~。な~~んだか、ここと似ているような……。」
「はい。そんな訳で……。」
「…って事は~~。」
彩萌。
可南子、
「もしかして…。あの子…。弓道部に…???」
「是非、お願いしたいよね~~。」
可南子の椅子の背もたれに両手でつかまりながら彩萌。
「まぁ~、顧問が栞奈先生になって、部員も…増えている…んだけど。増えるに超した事ないもん。」
話しながら腕を組む彩萌。
「しかも、プリンセスの彩萌と憲、和久と紗枝に茉優っと。結構美男美女…揃ってるよね~~。」
ニンマリとしながら園加。
「へっ???紗枝に茉優って…???」
可南子。
「A組なんだけど…。物凄い、大人っぽいの。いつもふたり一緒。」
愛寿美。
「ふ~~ん。」
可南子、少し記憶を…。
「あれ…???昨日、廊下ですれ違った…、あのふたりかな…???」
「ねね。ついでに、お姉さんの矢島さんも、弓道部にどお…???」
可南子の左肩をポンと叩いて彩萌。
そんな彩萌に左手の平を振りながら、
「ごめん、ごめん。私はだめ。3年でこれから初めて始める…って言うのは…。申し訳ないけど…。ごめん。中途半端になっちゃうよ~~。」
彩萌に謝るように可南子。
「あっ。そっか。私としたことが…。ごめん。」
舌を出して、両の手を合わせて謝る彩萌。
「…と言う事で、気になる矢島は、倉敷の学校で、何をしてきたの…???部活…???」
園加。
その、園加の顔見て、そして愛寿美の顔と、乗り出しての顔の彩萌に、
「実は…ね~~。ピ・ア・ノ…。」
その、可南子の声に3人共に、
「お~~~。」
「なんと、なんと、可南子…ピアノが弾けるか…。凄~~い。」
愛寿美。
「ねね。どんなの弾けるの…???」
園加。
「うん。一応、ジャンル問わず、知ってる曲だったら、弾けるけど…。でも、譜面があれば、知らないのでも…多分…大丈夫。」
「すげっ!!!じゃ、今度弾いて聴かせて~~。」
愛寿美。
「うんうん。私も聴きたい。聴きたい。」
彩萌。
「…ん…???…っと~いう事は…、矢島さん…ち…。ピアノ…あるとか…???」
そんな彩萌に可南子、
「いやいやいやいや。ないないない。社宅でピアノは無理だったから…。その…代わり~。エレクトーンね…。」




