姉妹坂 vol.237 宗雄、「なんじゃこりゃ~~。」
学校内、職員室や様々なところで…。
一華、夏妃、そして栞奈。宗雄、要次、甫、そして理美。
それぞれの教師たち、
「えっ…???」
「はい…???」
「おぃおぃ。」
「はい…???私…も…???」
そして、それぞれの教師たち、
「クリスマス…。」
生徒たち、
「はい。先生たちも…、参加、お願いします。」
またまた、それぞれの教師たち、
「小塚さんの…家…???」
「はい。道場で、行います。」
生徒たち。
「道場で…???」
それぞれの教師。
12月のクリスマスの…、2週間前。
発端は、航だった。
受験勉強を頑張っている可南子。それでいて、バンドのリハをも休まずに続けている中。
当然の事ながら、バンドのリハを見学しているみんなに、照れながら、
「みんなで…、クリスマス…やんない…???…夏のバーベキューみたいに…。先生たちも誘って。」
その声に、殆ど面々、即答、
「やろう。」
「やっちゃおう~~。」
「やりた~~い。」
「いいねぇ~~。」
「かかかか。た~のしみ~~。」
「かかかか。おんもしろ~~い。」
トントン拍子に計画が練られ、数名の生徒たちが分かれて、
それぞれの教師に連絡したのであった。
生徒たちからの誘いとあって、教師陣、誘いを受けただれもが承諾。
そして、彩萌が主体となって準備が進められ、そしてその当日。
時間通りに小塚家を訪れた宗雄、一華、夏妃、彩萌の母親から案内され、いざ道場へ…。
廊下を歩きながら、道場から聞こえてくるサウンド。
宗雄、
「へぇ~~。うんうん、音楽まで掛けて、正にクリスマス。ねぇ~、一華先生。夏妃先生。」
そんな宗雄の声にニッコリと、一華と夏妃。
ドアを開けて、
「どうぞ。」
彩萌の母親。
3人の教師がそれぞれ、
「すみません。お邪魔します。」
そう言って、道場の中に入った瞬間。いきなりテンポの良いベースの音。
そして、そのサウンドに合わせて躍り出す園加と愛寿美。
その踊りに便乗して、史江、そして彩萌、紗枝、
「イェ~~イ。」
踊りながら史江、スナックを食べている信一の腕を引っ張り、一緒に踊ろうと催促する。
テーブルに料理を並べながらの可羊子、佐智子、レミ、
「キャハハハ。」
正に、ライブハウスと、カフェテラスがドッキングしたような道場の中、宗雄、
「なんじゃこりゃ~~。」
一華、夏妃、
「凄~~い。まるでライブハウス~~。」
「カ~~~ッコいい~~。」
「子供たちが、こないだから道具を持ち込んで、何やら準備だって。」
彩萌の母、小塚友里。そして声を大きく、
「彩萌~~。」
母親の声に気づいた彩萌、大きく手を振って。
そんな彩萌を見て、面々、道場の入り口に振り向いて、それぞれも宗雄たちに手を振る。
宗雄、
「じゃ~~、お邪魔します~~。」
一華、夏妃、
「お邪魔します。」
「どうぞごゆっくり。」
宗雄、両手にぶら下げている中身の重そうなレジ袋を持ち上げながら……。




