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姉妹坂  作者: THMISmama
235/249

姉妹坂 vol.235 彩萌、「……。分かんない。」

彩萌、

「……。分かんない。」


そんな彩萌に注目する面々。


「でも…。私の気持ち…。伝えられる時が来たら…。」


「うん。…でも、そんな時…、来なかったら…???」

史江。


「もぅ~~。史~~。そこで、足引っ張っちゃあだめ。」

史江の隣で茉優。


「まぁ…、茉優は…私がラインした後で、もう、ダイレクトで和樹さん、アタックしたもんね~~。」

紗枝。


その瞬間、和樹、顔を赤く…。


「おほほほほ~~。和樹…赤くなってら。」

左近。


「茉優…、綺麗だもん~~。」

可南子。


そんな可南子に茉優、

「な…、な~~によ~。今度は私~~。」

茉優も顔を赤らめて…。


「まっ。そん時は、そん時。彩萌もスッキリした気持ちで、卒業したいだろ。」

憲央。


航、

「憲央先輩…。」


「結果が、どうであれ…。なっ。」

彩萌を見ながら憲央。


彩萌、

「うん。」


「30…年上…か…。」

信一。


そんな信一をジロリと睨む面々。


憲央…、

「信一~~…。」


左近、

「かかかか。今の言葉は…ちょい…。タブ~~かな~~。信一君。」


信一、

「えっ…???」

周りを見渡して信一。


そんな信一の頭の後ろをパカ~~ン。


史江、口を尖らせて、

「もぅ!!!!」


面々、

「かかかかかか。」


信一、

「だから…。なんで笑うんだよ~~。」


史江、思わず彩萌に凭れて…。

「なんで…私…、こんなヤツを…。」


彩萌、史江を抱きながら、

「ヨシヨシ。かかかかか。」





それから2週間、航のリハビリも順調に…。


診察室で郁、航と充希の前で、

「さすが、もう完璧にOKねぇ~。凄いよ海野君。」


充希、

「先生。ありがとうございました。」


郁、

「いえいえ。とんでもない。こればっかりは…、とにかく本人次第ですから…。…でも、海野君、高校1年でしょう。羨ましいよ。あんなに友達…。」


充希も、

「えぇ…。まさか、この子にあんなに友達がいたなんて…。」


航、

「先生…、あの…???」


郁、

「ん…???」


「あの…。」

「ふん…???」


「広瀬…先生とは…???」


郁、

「あ~~~。ケーキ。あ…いや…、広瀬先生…。……うん。私の…、歳の離れた、い・と・こ…。ははは。ちっちゃな頃から良く遊んでくれた~~。」


充希、

「そうでしたか~~。」

そして、

「どうもありがとうございました。」


郁、

「はい。お大事に。」

少し間を置いて、

「あ、海野君。」


航、

「はい。」


「彼女、大事にしなよ~~。可愛い子じゃな~~い。」


航、いきなり赤くなって、

「あ…。あ~~、はい。…ありがと…ございます。」


郁、航に手を振り、

「じゃね~~。」



廊下に出て航、両手でガッツポーズをして、小さな声で、

「ッシャ―――――――ッ!!!」


充希、そんな航を見て、

「それにしても、航~。おまえ、変ったねぇ~~。」


「えっ…???」

「志帆も…、紗枝ちゃんも言ってたけど…。」


「野球、出来る。ギター弾ける~~。ッシャ―――――――ッ!!!」





お昼休み、保健室で理美、

「な~~んか…、寂しいね~~。」

コーヒーを飲みながら…。





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