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姉妹坂  作者: THMISmama
232/249

姉妹坂 vol.232 「そ・れ・に…、しても…。」史江。

保健室で…。

「先生…、また…、お願いします。」

可南子。


「ふ~~ん。いらっしゃ~~い。おや、今日は…もう御一方…。」

敦司を見て、養護教諭の理美。


「あ…。いや…、俺は……。えっと~~。」

頭を掻きながら敦司。


理美、

「ん~~~???」

にっこりと。


敦司、

「すいません。お邪魔しました~~。先輩、先生。あと、お願いします。俺、みんなのとこ、戻ります。」


理美、

「くっ。はい。うん。行ってらっしゃい。」


「はは。敦司~~。ありがとね~~。」

笑顔で可南子。


航、

「ありがとな。」


敦司、航に、

「うるせぇやい。」

そして、

「ん…。んん。うん。じゃな、後でな。」


航、

「おぅ。」



保健室のドアを閉めて敦司。そして歩きながら、また頭を掻いて、

「へぃへぃ。邪魔者は…消えますよ~~。」






そして、午後からの弓道部、道場…。


「そ・れ・に…、しても…。」

史江。


「何…、この…人…。」

紗枝。


「あれって…。どこの…学校…???」

茉優。


「さあ…???」

憲央。


「入り切れない…。全面…解放って…???」

彩萌。


「先輩…。」

「どうしよ…。」

2年と1年の部員たち。


「いやいやいや…、生徒だけじゃねぇぞ…。どっかの先生たちかな…???」

信一。


「みんな…スマホと…カメラ…。」

可羊子。


レミ、

「うんうん。もう…ドッキン、ドッキン。ほら。」

自分の胸に可羊子の右手を…。


「ばか、レミ、みんな見てる。」


いきなり舌を出すレミ。




「これが…、弓道…。」

可南子の隣で航。


「うん。凄いよね、この雰囲気。」

航の左腕を守るように。

「航…、腕…???」


「うん。大丈夫。」


「しっかし…、集まったね~~。」

「さすが…彩萌たち…。」

園加と愛寿美。


「超有名になっちゃったか~~。」

弓香。


「ここぞとばかりだね~~。先生たちも…。」

摩耶。


「見慣れない人ばっか…、先生たちの他に…。」

菜穂子。


「他校の先生たちね~~。」

芽久。



そんな中で栞奈。静まり返った道場で…。

一気にスマホやらカメラが構えられる。どよめく道場。

「お~~~。」


あちらこちらから、

「綺麗~~。」

「凄~~い。」

「さすがだ~~。」


栞奈の坐射である。

そんな栞奈を見つめる西園寺。にっこりと。

そして28メートル先の的を目指して放たれた矢は、「一の黒」の端に…。


彩萌、憲央、

「やたっ!!!」


道場内に響き渡る拍手と様々な声。

栞奈、中央から退き。そして、彩萌を筆頭に紗枝、茉優、史江、そして可羊子の坐射。


レミ、

「緊張する~~。」


「うんうん。この中で、私たちもやんなきゃないないんでしょ。」

果子。


「まじぃ~~。ドキドキしてきた~~。」

淳。


「な~~に言ってる~~。インターハイ。思い出す、思い出す~。」

泉季。



彩萌に拍手。そして紗枝にも拍手。茉優が続き、史江。

そして、何処からともなく聞こえる、

「あの子が1年生…。」


そして、自然にカメラが可羊子に向けられるムード。


レミ、果子、淳、

「凄っ。カヨッチ…。注目度…半端な…。」



一点に集中する可羊子の目。放たれた矢は…。道場内一気に、

「お~~~~。」


廊下で見ていた可南子、そして航、

「やた!!!ど真ん中。」


栞奈、

「お見事。」


西園寺、

「う~~ん。」

にっこりと。


憲央、頭を掻きながら、

「やれやれ…、カヨッチ、やってくれる~~。」


男子の前を通りながら女子。


可羊子、憲央の前で、Vサイン、

「ニッ。」


憲央、

「かかか。こいつぅ~。」






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