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姉妹坂  作者: THMISmama
227/249

姉妹坂 vol.227 「可南子さ~~ん。海野君、お借りしま~~す。」

文化祭。自然に、佐智子と鈴鹿、レミと可羊子と敦司に伴われるように航。

そしてこちらは、園加、愛寿美、彩萌と史江、そして可南子、芽久。そして憲央と信一。

あちらこちらの出し物に顔を出しながら。


そして航と顔を合わせる度に可南子、

「大丈夫…???」


航、

「うん。みんな…いるから。」


「可南子さ~~ん。海野君、お借りしま~~す。」

佐智子。


「かかかか。サッチン、言うね~~。」

史江。


可南子、

「お願いしま~す。」


鈴鹿、

「あぃや。サッチン、逆に言われた~~。かかかか。」


憲央の顔を見て可羊子、

「……。」


憲央、口パクで、

「あとで…。」


可羊子、にっこりと…、

「うん。」


信一、

「いいなぁ~~。」


史江、

「なにが~~。」


「…って、可南子と海野…。…で~もって、カヨちゃんと、憲…。」


そんな信一の頭をペ~~ンと叩き、

「な~~に、言ってんの~~。お似合いじゃんよ~~。ねぇ~~彩萌~~。」


そんな後ろからの史江の声に彩萌、

「ん~~。だ~~よね~~。で~~もさ~~。」


史江、

「はぁ…???」


「もうひとつの…お似合いも、私…、見~~~つけちゃった~~。ある人から聞いてね~~。シッシッシ~~。」


その瞬間、一同、

「うそ。誰…???誰々。誰誰誰々!!!」

思わず立ち止まる、園加、愛寿美、可南子と芽久、そして憲央。


史江、

「彩萌…???」


彩萌、すかさず、ふたりの後ろに、そして両腕で、ふたりの体をピッタリと。

「ほぃ。」


その瞬間、史江、信一、

「わっ!!!!」


園加、愛寿美、可南子と芽久、そして憲央、

「うそ―――――――――っ!!!!」


「わわわわわわわ。わぁ。」

いきなり信一から離れる史江。


そんな史江にびっくりして体を揺らす信一。

「…って、何で…???」


「…って…???…えっ…???史、信一…好きなんじゃ…なかった…???」


その一言に史江、真赤な顔をして、目をパチクリさせて、口をモグモグさせて、

両肩を怒らせて、

「あ…、あや…。あやめ…ねぇ…。」


その時、園加、愛寿美、

「あっ。史…。図星だ。」


史江、

「あ…。いや…。あの…。園加、愛…。」


その瞬間、いきなり史江を抱き締める可南子。

「史―――――――――っ。嬉しい――――――――っ!!!!」


「可南子…。」


「だって、だって、だって。カヨ、一番可愛がってくれてるの、史だも~~ん。うれしい、うれしい~~。」


園加、愛寿美、

「かかかか。信一~~。やったぜ~~。」


何故か、ポカ~~ンとしている信一。

史江、可南子に抱き締められたまま…。何故か薄らと涙が…。


憲央、

「いきなり…きた――――――――っ!!!」


可南子、ゆっくりと史江から離れて…。


史江、

「あ~~。なんで…???涙…出てきた。」


信一、

「史…。俺…。」


そんな信一に史江、

「何よ。悪い???みんなにバレちゃったんだもん。仕方ないでしょ。」


信一、

「えっ…???」


園加、愛寿美、

「わっ。うそ…。史…。いつから…???」

「…って、言うか、彩萌…、だれから…???」


彩萌、にっこりと、

「ふ~~~ん。」





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