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姉妹坂  作者: THMISmama
225/249

姉妹坂 vol.225 可南子、「ほぃ。」結びを解く可南子。「ほぃほぃ。」

航、バッグから弁当箱をテーブルの上に。

可南子も自分の弁当箱をテーブルに。


航、何とか自分で結びを解こうと右手で…。


そんな航の弁当を、

「ほぃ。」

結びを解く可南子。

「ほぃほぃ。」

そして弁当箱を開けて、

「わっ。美味しそう~~。」


唇を尖らせながら航、

「か~~???」

照れ臭そうに。そして、


可南子も自分の弁当箱を…。


「なんだよ。そっちの方が美味しそうじゃん。」


「な~~に言ってる~~。航のが美味しそう。」

そして、

「あっ。」

いきなり真赤になる可南子。


そして航も赤い顔して…。

「うん。」


「言っちゃった~~。」


少し、黙ったままでふたり。


何とか箸でオカズを航。

けれども…。


「やっぱり…。ご飯は…かかかか。」

可南子。

「貸して。」

ご飯を箸で。

「ほぃ。」

航の口元へ。


目をキョロキョロさせながら航。


「ほら~~。恥ずかしがって、どうする~~。」

そのご飯を口に、航。


「よろしい。」

可南子。

「かかかか。」


「なんか、姉貴みたい、可南子。」


そんな航に可南子、

「ふ~~ん。そうかな~~。航のお姉さん。こんな感じかな~~。」


そして、自分のオカズを航の口に、

「ほぃ。」


航、

「おぅ~~。んまい。」


「ふん。私のお母さんも、まま、料理…得意かな~~。ふふ。」


そして自分のオカズを可南子に。

「ほら。」


自分の箸で摘んで、

「ふふ。」

そう言いながら可南子、

「うん。」

そのオカズを口に。

「わお。美味しい~~。うんうん。」


そして、数分後、お互いの弁当箱の中身、見事に空っぽに。


その時、ドアがガラリ。

理美、

「ふんふん、ふ~~ん。」


航、

「先生…、トイレ、長いっすね~~。」


その航の声に理美、

「はぁ~~~あ…???」


その瞬間、航の左足を可南子、思いっ切り踏んで。


航、

「痛~~~って!!!」


可南子、

「航っ!!!!!」


理美、目をパチクリ。

可南子、理美にすまなそうににっこりと笑って。


そんなふたりを見て理美、いきなり、

「ぷっ。」

そして、

「かかかかかか。」

そして両手を叩いて、

「は~~っはっはっはっはっ。」

両手を両ポケットに入れて理美、

「おんもしろ~~い。」

壁際でコーヒーをカップに。

「いいコンビだわ。うん。…どぉ。お弁当、食べ終わった~~???」


黙っている航。


可南子、

「はい。お蔭様で。ありがとうございます。」


振り返って理美、口にカップを近づけて、

「ふん。よろしい。」


可南子、

「あ…、あのぉ~~。先生…。」


「…ん…???」

理美。


「しばらくは…、チョクチョク。お昼休み、保健室…???」

航の顔を見ながら。


コーヒーを飲みながら理美、

「あれ…???さっき私の言った事…、聞いてなかったんだ…???いつでもOKって。」


可南子、その声に、丁寧にお辞儀をして、

「ありがとうございます。」


理美、

「ふふ。おぅ。任せな。はははは。」


黙っている航。


可南子、少し椅子から立ち上がって、航の頭に手を。

理美に向かってお辞儀をさせて。


理美、

「かかかか。うんうん。いいねぇ~~。矢島さん、海野君の事、好きなんだ。」


その声に可南子、思いっ切り真赤にして、

「先生っ!!!!」


またカップを口に理美、にっこりと…。

そして左手、親指を立てて、

「ん~~~。おいしっ。」





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