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姉妹坂  作者: THMISmama
224/249

姉妹坂 vol.224 可南子のスマホにLINE。航から、「俺。」

何かしら気がソワソワしている可南子。


園加、愛寿美、彩萌も憲央も、芽久も、

「確かに、気になるよね~~。あの海野の状態じゃ…。」


「…とは言え…、そんな、簡単に、1年の教室には…。」

憲央。


園加、愛寿美、

「行けない、行けない。」



そして、お昼休みに、ようやく可南子のスマホにLINE。


航から、

「俺。」


すかさず返信、

「分かった。これから行く。」

すぐさま椅子から立ち上がり、弁当箱を持って、

「行ってくる。」


園加、愛寿美、

「あ~~い。行っといで~~。」


航も弁当の入ったバッグを肩に掛けて…。


敦司、

「おぃ、航~~。」


そんな敦司の制服の裾を引っ張り、

「あんたは行かんでいい。」

鈴鹿。


佐智子、

「かかかかか。」


敦司、

「なんで~~~???」


「…ったく。この…。鈍感男~~。」

鈴鹿。


佐智子、

「可南子さんと、一緒にさせてやんなよ~~。」


その一言で敦司、

「えっ…???あ~~~。そっか~~。」

廊下を行く航を見て敦司、

「おまえら…。いいヤツだよな~~。」


鈴鹿、

「はい…???」


敦司、また袖で目を…。


「…いや…、だから、なんで、あんたが泣く~~???」

佐智子。


レミ、可羊子、

「キャハハハハハハ。」




廊下を歩く航。そんな航を廊下のあちらこちらで見ながらの生徒たち。

急ぎ足の可南子。そして保健室に入って。


「あら…。」

養護教諭の大場理美(おおばさとみ)

「あなた…は…。確か…。矢島…。」


可南子、

「3年A組の…矢島…可南子です。」


「うんうん。そうそう…。矢島…さん。」

そして理美、そんな可南子を見て、

「…ん…???…どうか…???」


その時に保健室のドアがガラリ。


理美、

「あっ。あ~~。海野君。うん。入って、入って。」


航、

「すんません。」


「うん。いらっしゃい。」

航を椅子にエスコートして理美。


航と養護教諭の理美を交互に見て可南子。


理美、

「さてと…。」

三角巾を解いて。そして包帯を解いて。

「湯上先生から話は聞いてる。大変だったわよね~~。」


その理美の声に航、

「……。」


黙って立って見ている可南子。そんな可南子を見て理美、

「どうぞ。座って。矢島さん。」


可南子、

「あっ。あ~~。はい。」


「そっか。海野君、心配で、保健室に来たんだ。」


その声に航、可南子と大場を交互に見て、

「……。」


理美、思わず、

「ぷっ。くくく。そっか。」


可南子、

「えっ…???」


「いつでも、おいで、ここ。海野君、否定しないって事は…、矢島さん…。」

可南子と航の両方を見合わせて理美、

「さて…。」

バッグの中から、外用薬を取り出して、

「これね。」


そして、手際良く。

「はい。これでOK。」

そして、

「どぞ~~。お弁当…食べていいよ~~。矢島さん…、手伝ってあげてね~~。先生…、ちょっとトイレ…行ってくるから…。」


航、

「あっ。ありがとう…ございます。」





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