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姉妹坂  作者: THMISmama
218/249

姉妹坂 vol.218 レントゲン撮影を終えて航。

レントゲン撮影を終えて航。

看護師から、

「こちらでお待ちください。」


航、

「ありがとうございます。」


診察室の中で広瀬、そして志帆、

「……。」


そして郁、自分の椅子に座り、パソコンの画面で画像を見て。

そして広瀬を見て、

「お久し振り、ケーキ。」

広瀬にぺこりとお辞儀をして…。


志帆、口を尖らせて、頭の中で、

「…綺麗な先生…。」


「何、ケーキの生徒さん…???」

目の前の高校生らしい男子を見て郁。


そんな郁の声に広瀬、

「いや…。俺が顧問している野球部の部員でな。」


郁、

「ふん。そっ。…で、こちらの可愛らしい、お嬢さん…???ふふ。こんにちは。」


志帆、いきなり振られて、

「あっ。はい。こんにちは…。私…姉の…。」


航、いきなり、

「ぷっ」


「あ~~。うん。そっか。お姉さんか…。」


志帆、また、頭の中で、

「…なんだか、竹内結子に似てる。」


「…で、郁ちゃん…。」

広瀬。


郁、

「うん。…この画像を…観る限り…、骨には…異常なし。」


その一言で、航、いきなり両肩を下ろし、

「ふぅ~~。」


広瀬、

「はは。」


志帆、

「良かった~~。」


「けど。かなり強い衝撃…受けちゃったみたいね~~。尋常じゃないよ、この腫れ…。どうしたの…???それに、指もそうだど、ちょっと…、手首…違和感ない…???」


その郁の問いに広瀬、

「実は…、試合中に、ピッチャー強襲で…。」

郁の前でその時のゼスチャーを広瀬。


「あ~~。そっか~~。な~るほどね~~。そういう事なら、うん。こうなるか…。」


航、そして志帆、

「先生…???」


「靭帯が…部分的に、切れちゃってるのね~~。この腫れの程度を見ると。…痛むでしょ。」

郁。

「中度の捻挫。」


航、志帆、

「中度の捻挫…???」


広瀬、

「中度の…捻挫…と、言うと…。郁ちゃん…???」


「うん。靭帯が部分的に切れた状態の事を言うの。そして、こういう風に腫れが広範囲。…で、痛み…強いでしょ。」


その医師の説明に航、コクリと。


「これだけ腫れてると、皮下出血の可能性が強いのよ。だから、時には関節内に血液が溜まる場合もあるの。」


その説明に3人、

「……。」


「でも…、靭帯が完全に切れたと言う事じゃないから、手術の必要はなし。」


航、志帆、

「ほっ。」


広瀬、

「良かった~~。」


「…とは言え、固定は必須。しかも、安静しないと…。3週間は必要。…それに、元の状態に戻すには、リハビリしなきゃ…。早い人でも3週間。遅い人なら、6週間。」


航、

「えっ…。そんなに…???」


志帆、

「航…。」




診察室の廊下で待っている可南子。


そこに航の両親。見知らぬ女の子を見て充希と洋、

「あの……。こちらに…。」


可南子、椅子から立ち上がり、

「あっ。海野…くんの…。」


充希、

「あなた…は…???」





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