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姉妹坂  作者: THMISmama
215/249

姉妹坂 vol.215 マウンドに集まる部員たち。

一球目、二球目とボール。そして初めて内角低めにスライダー。


信一、

「憲…、初めてストライク。けど…今までのボールも…きわどくねぇ…???」


憲央、

「ん~~。」


そして四球目、少し内角高めにボール。


「スリーワン。」

信一。


後ろで史江、

「ねぇ~~。信一~~。」


信一、

「ん~~。しっかし…海野のヤツ、ここに来てもボール、走ってるよな~~。」


「うん。多分…150は…出てるんじゃ…。」

憲央。


「早いの…???」

久し振りに声を出した可羊子。可南子の隣で…。


「うん。早い。しかも…バッター、全くスィング、してねぇし…。」

憲央。


「絞れ…ないのかも…。」

信一。

「おっと。」


バッターが少し後ろに。


「きわど…。これでも…ストライク。」

憲央。

「内角スレスレ…か…。」


「さて…。フルカウント。」

信一。

「海野~~。」


可南子、

「何々、打たれるの~~???」


憲央、

「かかかか。可南子~~。そういう…訳…じゃ…。え~~~???」


信一、

「あ~~りゃ…。かかかか。そう来るか~、海野~~。」


「あ~~。バッター…振っちゃった~~。」

彩萌。


可南子、

「えっ???えっ???海野君、勝った…???」


憲央、

「勝った~~と言えば…。かかかか。」


信一、

「ここで…チェンジアップ…ってか。」


「凄い、ボール、ゆっくりに…見えた。」

弓香。


「タイミング…ずらされたね~~。」

信一。

「振らされた…って奴か。」


「ふぅ~~。あとひとり。」

憲央。

「…とは言っても、これからクリーンナップ。」


史江、

「さっぱり分かんない。信一~~。」

後ろで信一の首を絞める。


紗枝、彩萌の後ろで、

「かかかか。3、4、5番の事、言うんだよ、史~~。」


史、

「3、4、5番…???」


「うん。ほら。」


その瞬間、憲央、

「おい!!!!!」


いきなりマウンド上でのけぞる航。


彩萌、

「何、今の…???」


すかさず地面に転がったボールをショートの赤城条一(あかぎじょういち)がファーストに送球。

ツーアウト。泉川学院高校の観客席は総立ち。


可南子、

「海野君!!!」


マウンドに集まる野球部員。


信一、

「何???何がどうなった…???」


「ピッチャー強襲。」

憲央。


紗枝、

「ピッチャー返し…。」


「海野…、ボール、グラブで受けられず、グラブの外側で止めた感じになった。」

憲央。


「うん。あれじゃ…間に合わないや。顔…すれすれだもん。」

彩萌。


可南子、

「海野…くん…。」


可羊子、

「お姉ぇ…。」


「大丈夫か…、ピッチャー。」

あちらこちらから…。ゆっくりと椅子に座り直す観客たち。


マウンドから顧問の広瀬、他の部員たちと共に。

内外野とマウンドに集まる部員たち。グラブをしたままの航。

観客席の生徒たちの傍を駆け足で階段を上る志帆。


紗枝、

「志帆さん。」


「うん。とにかく、行ってくる。」


弓香、彩萌、

「お姉ぇ…さん…???紗枝…???」


紗枝、

「うん。」


紗枝、志帆の後姿を見て、

「わ~君…。」




ベンチ内、

「会田君、ピッチャー、交代だ。」

広瀬。


3年の会田正一、

「はい。分かりました。海野…。」





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