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姉妹坂  作者: THMISmama
213/249

姉妹坂 vol.213 センターの渡瀬啓、「させるか―――――――っ!!!!」

「カキ――――――ン。」

右中間方向にフライ。


観客席で試合を見ている生徒たち、

「あ~~~。」


憲央、

「こりゃ深い。…で、タッチアップ…。」


可南子、

「何々、何がどうなるの…???」


三塁走者、一気にダッシュ。


その瞬間、センターの渡瀬啓、

「させるか―――――――っ!!!!」


「凄ぇ――――――――っ!!!!」

身を乗り出して信一。


「うっそ、あの場所から!!!!」

憲央。


ボールはセカンドの押野響を通過して、

そのままホームのキャッチャー、井之村邦展に目掛けて。

キャッチャー、ノーバウンドでキャッチ。

スライディングの走者。


ベンチの選手、

「ヨシ。」


そして顧問の広瀬慶喜、

「ん~~。」


サードの堀越有紀、

「邦、ナイス。」


キャッチャーの井之村邦展、スライディングを何とか回避しての、

主審、片手を高く上げてタッチアウト。



「何、今のレーザービーム。凄ぇ~~、センター。」

信一。


いきなり湧き上がる泉川学院高校側。対抗試合、既に6回表、2アウト。

多岐川高校の攻撃である。


「強ぇ~~。センタ~~。肩…どうなってんだよ。」

信一。


憲央、

「啓、や~~るじゃん。さすがに、半端ねぇ肩…してんな~~。」


「それにしても、さすが、凄ぇよな~~海野~~。」

信一。


「あぁ~~。多岐川っていやぁ、毎回、都大会の優勝候補だろ。あいつ、バンド練習もやってて、野球も…ここまで出来るって…。いい勝負、してるよ。2点…ビハインド。」


「憲~~。今のどういう事~~???」

彩萌。

「ゲッツは分かった。今のは…???なんで、外野フライでアウトになって、走れんのよ…。」


「私も~~。」

可南子。


「こら、教えろ、信一~~。」

史江、信一の両肩を揺らして。


信一、

「あ~~。あ~~。」


「おぅ~~。おまえら、来てたか。」

宗雄。そして要次である。


「あっ。先生…。」

彩萌。


「おぅ。小塚。インターハイ、おめでとうな。良く頑張った。うん。定岡、うん。みんなも…。」

要次。


憲央、

「ありがとうございます。」


彩萌、少し、赤くなりながら…。

史江、茉優、にっこりと。


「ん~~???阿刀田…いない…みたいだけど…???」

要次。


「あ~~。紗枝なら、海野君のお姉さんと一緒に、向こう。」

茉優。


宗雄、

「ふ~~ん。…で…、夏妃先生たち…???」


「ほら、前の方…。」

彩萌。


「おぅ、いたいた。んじゃな。」


「それにしても、海野のお姉さんも…綺麗だよね~~。」

弓香。


可南子、

「大学…2年生…。」


摩耶、

「ふ~~ん。あっ。可南子~~。もしかして…。」


可南子の隣で可羊子、

「あっ、摩耶先輩、分かりました~~???」


そんな可羊子に可南子、

「ば~~か。海野君を好きな人は…ちゃ~~んと、いるの~~。」


その瞬間、その周りで、

「うそ―――――――――っ!!!」


憲央、

「へぇ~~。」


弓香、

「もしかして。筧さん…???」


可南子、

「ピンポ~~ン。」


その途端、彩萌、史江、茉優、芽久、摩耶、菜穂子、園加、愛寿美、

そして、佐智子に鈴鹿、レミ。落胆したように、

「え~~~~~~~。」





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