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姉妹坂  作者: THMISmama
212/249

姉妹坂 vol.212 部屋の中で落ち着かない可羊子。

部屋の中で落ち着かない可羊子。


そんな可羊子を見ながら可南子、

「まっ。当然か…。」




リビングのソファで、燐太郎、そして可織、可憐、

「可羊子、何かあったのか…???」

「変ね~~???」

「ご飯も…残して…。逆に、お姉ぇは…ニコニコしてるし…。はて…???」




学校からの帰宅後、部屋で可南子、可羊子に一枚のメモ。

「はい、これ。」


可羊子、

「…ん…???何…これ…???…はっ…???電話…番…。うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~。もしかして…。」


「憲央君の電話番号。そしてLINEのID。」

可南子。


「キャハ。ゲット~~。ニシ。ニシニシ。」

嬉しがる可羊子。そして、すぐさま自分のスマホで、電話番号を…。

けれども…、途中で指が…。

「お…、お姉ぇ…。何…話せば…???」

困ったような顔で…。

「お姉ぇは…海野と…。」


そんな可羊子を見ながら可南子、

「ふん。確かに。でも…、彩萌さん、言ってた、あんたから電話しなさいよって。憲央君に。」


その声に可羊子、

「わはっ。やった~~~。」




その後、余りご飯も喉を通らずに、スマホと睨めっこ状態の可羊子、

部屋に戻っても中々落ち着かない。

「ねね、お姉ぇは、海野とどんな話…してんの…???」


その声に可南子、

「…って言うか~~。あんたも知っている通り、今は、殆ど…電話…してない…けど…。」


「へっ…???」

「いや…、毎週…、2回は…リハで会ってるし…。」


「あ…。そか…。」

そして、

「あっ。野球部、対抗試合だって…。」


「うん。知ってる~~。」

「日曜日。観に行くんでしょ。」


勉強しながら可南子、

「うん。逆に行かなきゃ怒られちゃうよ。リハの時、何で来なかったんだよって。」


そんな姉の声に可羊子、

「ん~~。ふふふふ。お姉ぇ…???」


「ん~~???何よ、その含みのある笑い~~。」


「もし…かして…、お姉ぇ…、海野…。ん…???」

口を真一文字に、そして目をパチクリと可羊子。


可南子、

「へっ…???」


その時、可羊子のスマホにラインの着信音。

可羊子、ドキン、

「お~~~。」


可南子、

「はは。憲央くん…???」


可羊子、スマホの画面を見て、

「うん。」

そして、いきなり、ガクッときて。

「憲央です。…って、これだけ…???」

その瞬間、今度は着電。

可羊子、

「うわぉ、びっくりした~~。…ん…???この…。わわわわわ。はい。もしもし。私。可羊子です。」


傍で可南子、

「ふふ。」


「うん。今、LINE届いた。うん。ありがと。」

ベッドに腰掛けて可羊子。

「ううん、大丈夫。うん。だって、部活の時は…。うん。」

その内、何故か涙声になる可羊子。


可南子、

「…ん…???」

後ろを振り向いて、

「はぁ…???」


可羊子、目を真っ赤にさせて涙流しながら笑顔で話している。

「うん。ありがと。分かった。うん。私もそうだと嬉しい。うん。あっ、憲さん。」

そして、

「バーベキューの時、ありがと。ほん~~とに、ありがと。嬉しかった。…うん。じゃ。うん。おやすみなさ~~い。」



可羊子の傍に腰掛けて可南子。


電話を切って可羊子、可南子に、

「お姉ぇ…。」

凭れかかり…。


可南子、

「うんうん。良かったね。」





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