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姉妹坂  作者: THMISmama
208/249

姉妹坂 vol.208 教室で可羊子、何かしら…浮かない顔で…。

「4人姉妹の末娘だよ~~。しかも…大学生になって…、こんな姿になって…。逆に、親の方が将来の事、心配してるって言うのに。娘の方から、海外留学したいって…。父さんなんて、涙流して、逆に、激励してくれたわ。それこそ、母さんが心配ばっかり。」

璃子。


左近、

「ははは。そっか。さすが、強いよな~~璃子は~~。」


「頼んだよ、ライズ。私の宝だから…。そして、私を…、表現…し続けて。お願い。」


そんな璃子に、左近、

「おぅ。」






泉川学院高等学校野球部、グラウンド。

顧問の広瀬慶喜、

「…と言う事で、多岐川高校野球部と、対抗試合、行う事になった~~。」


敦司、

「うそ…。多岐川って…、あの…、都大会でも、毎回…優勝候補…。え~~~。…しかも…今度の日曜日って…。文化祭、控えてるってぇのに。航~~。」


航、

「…って…。やるしか…ないじゃん。」



そしてこちらでも…。


一華、

「文化祭で、演奏する事になった。これから、準備、入るよ~~。」


弓香、

「なにやら、定期演奏会、もの凄い好評だったみたい。」


部員たち、

「うんうんうん。嬉しい~~。頑張ろ。」



更には、

「文化祭で、デモンストレーション、行う事になりました~~。他校からも見学させてくださいって、依頼、多いんですって。」

栞奈。


部員たち、

「わお。」


彩萌、

「これも…、インターハイ、効果ね~~。」



そして、これらのニュースはたちまち学校内に広まった。

ホームルームで、そして学校の掲示板の文化祭のポスターでも。




教室で可羊子、何かしら…浮かない顔で…、スマホの画面を見ながら…。

レミ、佐智子、鈴鹿、

「な~に朝から浮かない顔、してるかな~~。」


腕組をして3人。


レミ、

「私より早く、彼氏作ってこの~~。こらこらこらこら~~。」

可羊子の後ろから可羊子の首にしがみ付くように。


可羊子、

「ぐっ。ぐぇ~~。」


佐智子、鈴鹿、

「かかかか。」


可羊子、その時、ふと、前の方の席で自分を見て、キョトンとして頭を傾げる航を見て…。


「それにしても、定岡先輩か~~。カヨッチ…いいなぁ~~。」

佐智子。


鈴鹿、

「うんうん。カッコ良すぎ~~。」


「まさか、川に飛び込んでカヨッチ、助けるとは…。」


その時、レミ、

「あ…れ~~???」

目をキョロキョロとさせて。


「…ん…???どしたの…レミ…???」

鈴鹿。


「の~~、割には…、カヨッチ…。あれから…、定岡先輩と…、話し…してる…???…随分経ってるけど…???」


その声に佐智子と鈴鹿、

「へっ…???」


そのレミの声、そして佐智子と鈴鹿の反応に、可羊子、

「ドキッ!!!!」

そして、また航の方を見て。


そんな可羊子の視線に揃って、佐智子、鈴鹿、

「…ん…???海野…君…???」


航、自分が見られている事に気付く。そして敦司も…、

「…???」


航、可羊子たちの席に近づいて、

「なんだよ、矢島…???」


可羊子、いきなり両手をひらひらと。

「いやいやいやいや。いや…。別に…なんにも…。」


鈴鹿、佐智子、

「は…ぁ…???」


「気になんだろ、チラチラと見られりゃ…。」

航。





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