表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹坂  作者: THMISmama
199/249

姉妹坂 vol.199 龍平、「えっ…???先生じゃなくって、3年の男子…???」

「へっ…???カヨ。あんた…その恰好…。行くとき…???あ~~れ~~???」

台所で可燐。


「かかかか。おかあさん。実は…。」

笑いながら可南子。


「川に、おっこちた。」

舌を出して可羊子。


「はい…???川におっこちた…???」


「おぅ。おかえり。…ん…???何がどうした…???」

台所に入ってきた燐太郎、冷蔵庫からウーロン茶を。




「は…あ…???川におっこちた~~!!!」

ソファで、グラスの中のウーロン茶を飲んで燐太郎。


「声、おっきぃ、おじいちゃん。」

可南子。


「すまん、すまん。…ん…いや。でもでも…。」

「…なんだけど~~。すぐに、助けてもらったの。」


「誰に~~。お礼…言わないと…。」


可羊子、

「い…。いや…。誰にって…。」


それにしても、

「あんた、カヨ。出掛けてった時より、やたらと、大人びて…。」

燐太郎の隣で可燐。


可南子、

「ぷっ。」


可羊子、

「…だって、これ…、先生の…だ…もん。」


燐太郎、

「は…ぁ…???」


可燐、

「へぇ~~~。準備いいんだ、今時の先生。」


「まっ。そんな訳で、楽しかった。ねっ、カヨ。部屋行って、着替えよ。」

可南子。


可羊子、

「うん。」


リビングから階段に向かうふたり。


「ふ~~ん。先生のTシャツ…か。」

燐太郎。


「…って、言うか、おじいちゃん。カヨ。誰に助けてもらったのよ。」

可憐。


「あっ!!!!」

階段の方に顔を、燐太郎。


「もぅ~~。遅い~。」

台所に向かう可燐。


「…って言うか、おまえ…。おまえが話…すり替え…。…ったく…。もぅ~~。」

残りのウーロン茶を飲む燐太郎。





遅めの晩御飯を食べながら龍平。

「は…あ…???川に落ちた。カヨが…。なんで…???」


「なにやらね~~。友達の麦わら帽子、風に飛ばされて、それを取ろうとしたら足元の石がゴロン。…で、川に…ドボン。」

「う~~っわ。」


「でも、3年の男子が…助けてくれたんですって~~。」

「3年の…男子…???」


「ほら。」

そして天井を見ながら、

「弓道男子個人5位の…彼…。」


「5位……。っつぅと…。」

龍平、記憶を辿りながら…。

「おぅ~~。確か…。3年の…定岡…くん…って…、言ったか…???」


「ぴんぽ~~ん。」


「ふ~~ん。ほぅ、ほぅ、ほぅ…。」

納得している龍平。けれども、すぐに、

「えっ…???先生じゃなくって、3年の男子…???」


そんな龍平の声に可燐、

「ふん。3年の男子。」


「おぃ。おぃ、おぃ、おぃ。おぃ。」

「何よ。」


「いや…。」

天井を見ながら龍平。

「…いや…。何って…???」


「だから…。何よ。」




静かに眠っている可南子、可羊子。

寝返りを打つ可羊子。

「ん~~~。ふん。ふふふふ。」





数日後の午後6時過ぎ。


鈴鹿、

「あっ、ここ、ここ。アナザーワールド。」

フライヤーを見ながら。


佐智子、

「地下なんだね~~。」


周囲をキョロキョロと見ながら可羊子、

「うんうん。人通り、多い、この辺。」


可羊子たちの後ろを回りながら、その地下に向かう女子大学生風…。


レミ、

「あっ。降りてった。大学生…???」

小さな声で佐智子に。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ