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姉妹坂  作者: THMISmama
194/249

姉妹坂 vol.194 風で飛ばされたレミの麦わら帽子。

「うそでしょ。釣れた―――――――っ!!!」

彩萌、紗枝。


憲央、

「マジで。俺に…釣れた~~。ひょ~~。」


「マジで。なんでお前に釣れて俺に釣れないんだよ。」

信一。


「何々。どんな魚~~???」

可羊子、レミ。



「ハハ、芽久、上手上手。」

園加。


こちらはバドミントンである。3回ミスったら交代。


「園加とアズに敵いっこないけどね~~。…っと…。でも、いざ負けると、しゃくだよね~~。」

弓香。


「こら~~。海野~~。手加減しろ~~。」

史江。


「かかか。先輩、中々強いッスよ~~。」

航。




「これって、なんて言う魚…???」

可羊子。レンタルで借りたバケツの中の魚を見ながら。


「多分、イワナって魚かな…???」

川に向かってまた釣り糸を垂れている憲央。


「小さな点々がいっぱい付いてる。」

可羊子。

「先輩。この魚、どうするの…???」


「あぁ、後で川に放すよ。」


可羊子とレミに顔を向けて。

「ふ~~ん。」


「父さんが言ってたんだ。キャッチ、アンド、リリース。って。」


「キャッチ、アンド、リリース…???」

可羊子、レミ、顔を見合わせながら。


「釣った魚を、生きたままの状態で、川に放すって。」

「おぉ~~。なるほど。」


紗枝、信一の隣に。

「なかなか…釣れないね~~。くく。」


信一、

「うるせぇ~~。」


彩萌、

「憲、私もやりたい。」


紗枝、

「あ~~。私も、次々。」



「はぁ~~。気持ち良い風~~。」

紗枝の髪が風になびく。


憲央、彩萌に、

「こう持って…。…で…。」


彩萌、

「こ…う…???」


「ひゃ~~。」

レミ。

「飛んじゃった~~。」


可羊子。

「わっ。」


風で飛ばされたレミの麦わら帽子。

可羊子、

「わっちゃ~~。川に落ちたよ、レミ~~。」


レミ、

「ごめ~~ん。」


「ちょっと待って。よっ。ありゃ。」

麦わら帽を掴もうと…。また風に、そして川の流れに…。

「待て待て。」

石の上を可羊子。その途端、石がグラリ。

「わっ!!!」


レミ、

「カヨッチ!!!」


そのまま体勢を崩して可羊子、川の中にバシャリ。

可羊子、

「やばっ。」

ただ、右手が水底にすぐ。…ところが、掴んだはずの右手。

掴んだと思った水底がいきなり崩れ。可羊子、頭の中で、

「…うそ。足…着かない…。」

可羊子、そのまま川の中に。


レミ、

「カヨッチ!!!」


その瞬間、いきなり、右側からドブンの音。


レミ、

「えっ…???」


彩萌、紗枝、

「カヨッチ。憲…。」


川辺の方から聞こえた、「カヨッチ!!!」の声で、バドミントンで遊んでいた面々。

そしてその他も、

「どうした――――――――っ!!!!」


水の中で、体をガッチリと抱き締められた感触。

そしてその体にしがみ付く可羊子。すぐさま、水面に。


ふたり、

「ぶわっ!!!」


可羊子、

「わっぷ。わわわわ。」

顔の水を払う様に。


「大丈夫…???カヨッチ。」

憲央。


可羊子、

「うん。うぷ。お~~。びっくりした~~。ありがとう。憲…。」





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