姉妹坂 vol.192 史江、少しじんわりと目に涙を潤ませて。
「うっひょ―――――――っ。」
信一。
「かかかか。先輩、これなら、全部、ここで調達できるね~~。」
敦司。
「今って、便利になってますよね~~。」
左近。
「全部、揃ってるもんな~~。」
和樹。
「左近君も和樹君も、今日はよろしく。…で、楽しんでってね。」
一華。
そして、左近の傍で今まで見た事のない、
「コチラは…???」
左近、
「あぁ…。」
「初めまして。ライズのボーカル、やってます。筧美和と言います。可南子ちゃんと航君に、着いて来ちゃいました~~。」
一華、少し、目をパチクリさせて…。
「はは。…そう…。私、音楽教師をしております。寿美一華と申します。」
そして、別のコーナーで佐智子と鈴鹿と一緒の夏妃に、
「彼女も外国語教師の芝波田夏妃。そして、あの、身長の高い男性も教師の我孫子宗雄。よろしくね。」
そんな女性教師に美和、こちらも目をパチクリさせて、
「あ…、はぁ…。はい。よろしくお願いします。」
そして、すぐに左近の右腕に腕を巻きつけて、あちらこちらを見る美和。
一華、小さく、
「ふ~~ん。」
「じゃ、史、俺、夕方、また来るから。楽しんで。」
政己。
「ありがと、マ~サ。サンキュ。感謝感謝。気を付けてね。」
そんな史江の左腕に右腕を巻き付けて可羊子、
「ふ~み先輩の彼氏~~???かかかか。」
「あほっ。…んな訳ないだろ。従兄だよ、従兄~~。それに、3人の子持ちパパだよ。」
史江。
「わお。これは、これは…。」
「しっかし、これだけ男性がいると、私ら、ラクチンだね~~。かかかかか。」
彩萌。
「うんうん。その点は、嬉しいよね~~。」
笑いながら紗枝。
「君らは…大学生…???」
宗雄、左近と和樹に。
「えぇ。」
「なら、飲めるよな。ほれ。」
左近と和樹に缶ピールを。
左近、
「わっ。すみません。」
和樹、
「すんません。戴きます。」
美和、
「わっ。いいな、いいな。」
宗雄、
「はいはい。お嬢さんにも…。忘れてませんよ。」
美和、
「キャハ。ありがとうございま~す。」
それぞれのバーベキューコンロで準備をしながら。
「じゃ、和久ちゃん。」
一華。
史江、
「はい???」
「提案者、乾杯の音頭。お願い。」
史江、
「え―――――――――――っ!!!」
「かかかか。和久ちゃん。」
夏妃。
彩萌、
「いい、いい。」
可羊子、
「いぇ~~い。」
紗枝、茉優、
「ほれほれ。」
弓香、摩耶、
「いよ。史~~。」
史江、
「い…、いや…。参ったな…。」
「ほらほら。みんな、飲むの待ってる。」
宗雄。
「…んじゃ。」
そして史江、少しじんわりと目に涙を潤ませて。
「へへへ。弓道部、全国、男子5位、女子3位、おめでとう――――――――――っ!!!!かんぱ――――――――いっ!!!!」
一同、
「お~~~~~。おめでとう~~。かんぱ~~~い!!!」
その瞬間、また一週間前を思い出し、涙して彩萌に抱き抱えられる史江。
一華、夏妃、
「うんうん。頑張った、頑張った。」
こちらも目を潤ませて。




