表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉妹坂  作者: THMISmama
184/249

姉妹坂 vol.184 「完璧に、航に標準、合わせてんじゃん。」

リハの帰り道。和やかにひとりで航に話し掛ける美和。

それに、何とか受け答えをする航。

そして、またまた、航は可南子と美和に挟まれた感じになっての駅までの帰り道。




ドラムの手入れをしている和樹に左近、

「しっかし…。凄いよね、美和ちゃん。」


「ん~~???」

「完璧に、航に標準、合わせてんじゃん。」


「ん~~。あんなもんなんだね~。グイグイ行くタイプだね~~彼女。…ん…まぁ…。気には…なってた…けどさ…。」


「大丈夫かな~~。可南子ちゃん。」

煙草を吸いながら左近。


「ん~~???」

和樹。


「航の隣で、少し、ちっちゃくなってたけど…。」


その左近の声に和樹、

「……。」


「それに、可南子ちゃん…、友達…。」

「ん~~…。」





「じゃ、バイバイ。私、こっち。」

美和。


航、

「うん。それじゃ。また。」


可南子、

「バイバ~~イ。」



別のホームへと歩いて行く美和。

黙って航の隣で歩く可南子。


航、

「先…輩…???」


可南子少し黙ったままで、

「…ん…???」

少し航を見上げた感じで…。

「あ~~。また、その…先輩…。」


「あっ。いや…。でも…。」

「でもじゃないよ。学校じゃ…。ん~~。仕方ないけどさぁ。私…、身長…こんなだし…。妹よりも…。」


航、

「…ん…???」

少し考えて、

「あっ。そっか~~。そう…言えば…、先輩、矢島より…。背ぇ…、低いか…。」


その瞬間、可南子、航の左腕をペン、

「んもぅ~~。」


航、

「あた。」

そして、にっこりと。

「…でも…。」


可南子、

「…ん…???」


階段を上りながら。

「美和さん…。凄いよね。」

航。ボソッと。


可南子、

「何が…???」

そう言って可南子、

「あ~~~。…いいじゃん。海野君。」


「えっ…???」

「美和さん、綺麗だし、歌も上手いし、しかも、スタイル良いし。なんだか、グイグイ行くタイプって感じ。」


「せんぱ…。」

「こ~~ら、また~~。」


「ふ~~。…でも、ああいぅ…タイプって、いるんだなぁ~~。」


可南子、

「えぇ~~???」


「いや…。俺…姉貴、いるんだけど…。全然、ああいうタイプじゃないから…。それに、紗枝だって、あんな感じじゃ…ないし…。」

「へっ…???海野君、お姉さん…いたんだ…???」


「ふん。大学2年生。…って、話してなかったっけ…???」


ホームに着き、椅子に座りながら、可南子、

「いやいやいや。初めて聞いた~~。」


「あ…れ~~???」

「ねね、海野君のお姉さん…。」


航、

「ふん。」

ジーンズのポケットからスマホを出して、画面をスワイプ。

「これ。」


可南子、

「へぇ~~。ふふ。なんか、優しそう~~。」


「か~~???」

「うん。なんだか、私、好き。」


航、

「ふん。」

腕組みしながら…。

頭を傾げて、

「ん~~。もしかして…、先輩、姉貴に、似てるか…???」


可南子、

「は…ぁ…???」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ