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姉妹坂  作者: THMISmama
183/249

姉妹坂 vol.183 美和、「気っ持ち良い~~~。ヒュ~~~。」

気持ち良くベースを弾きながら左近。体を前後左右に揺らして。

そんな左近に真似て体を揺らしながら歌う美和。

その隣でエレキギターから綺麗なメロディを…航。


そして、曲のクライマックスのエンディングにキーボード16音譜の速弾き。

可南子のその速弾きに航、いきなり後ろを振り向いて。ギターを振り回す。


そして美和のファルセット。

和樹のシンバルが静かに…。


左近、

「イェイ!!!」


美和、

「気っ持ち良い~~~。ヒュ~~~。」


「しっかし…、さすがに可南子ちゃん。良くあんな速弾き出来るよね~~。」

軽くドラムを叩きながら和樹。


そんな和樹に可南子、

「いやいやいやいや。それを言うんでしたら、横内さんですよ~~。楽器がなくって、良く出来ますよね~~、こういう曲~~。私には絶対に無理。うん。」


航、ニッコリと、

「うん。」


「それに…。」

可南子。


「…ん…???」


「美和さん、歌、上手~~。こっちまで、演奏していて、気持ち良くなる~~。」


その可南子の声に左近、目を真ん丸く、

「おやっ。」


美和、

「キャッ。うっれしい~~~。」



「さて。休憩するか…。」

左近。



自然にテーブルを囲むスタイルが、右から和樹、左近、美和、航、可南子。


「それにしても航君、体、ガッチリしてるよね~~。それに背も高いし。」

美和、航の左肩を触り、そして左二の腕を触り、更には、右肩を…。


航、

「えっ…???えへへへへ…。まぁ。」


それを黙って見ている可南子。


「航は野球してるもんな~~。」

左近。

「高校1年で、四番、ピッチャーってんだから…。」


それを聞いた瞬間、美和。いきなり口に両手を、

「うそっ!!!!」


左近、にっこりと。

「ん~~~。」


「きゃ~~~。凄~~い。」

いきなり航の両肩を抱く美和。

「私、好きになりそう~~。」


左近、

「かっかかかかか。」


和樹、

「ヒュ~~~。航~~。どうする~~。」

にっこりと…。


「ねね、航君って、今、好きな子って…いるの…???」

美和。


航、

「え~~~???何、どうしたんですか、いきなり…。」


「だ~~って、こんなにカッコ良くって、背も高くて…。エレキ、弾けるし…。」


左近、

「かかかかか。」


和樹、

「美和ちゃん、いきなり告白か~~。やるね~~。」


「だ~~って。私の周りの友達、み~~んな、彼氏っているのに…。」


左近、腕組みをして、

「へぇ~~~。」


和樹、

「そんな…風には…。なぁ~~左近~~。」


「あぁ…。」


黙って見ているだけの可南子。


「…って言うか…、美和ちゃん。航、美和ちゃんより…4つ、年下だぞ。」

笑いながら和樹。


「いやいやいや。今って、歳…関係ないですって。和樹さん。」

右手は航の左肩、そして左手をひらひらさせながら美和。


またまた目をパチクリとさせて左近、

「わお。」





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